20070808 販促してみたり
にゅーこーーーっ!!
というわけで、入稿しました。今日。
またしても締め切りを一週間以上ぶっちぎったというかもうコミケまで12日くらいしかありません。最短記録だぜっ!
本当に本出るんだろうか……
今回もKanon本であり、名雪本であり、えろ本であるわけです。Keyの新作も出たのにいまどきKanonかよという気がしないでもありませんが、こればっかりは好きなんだから仕方ない。
今回はゲストさんをお招きしての合同誌です。
まずは表紙を。
穿いてねーじゃねぇか
織田霧さんは相変わらず変態であると再確認しました。
というかうちの閲覧者からしてみれば、織田霧さんはオシリ名雪の偉い人という印象ですが、ぶっちゃけその通りです。
何気に表紙的には一番好きかもしれません。やっぱ名雪のイメージカラーは青だよな。
詳細情報
『「ねえ祐一、怒らないからわたしのパンツ返して」』
・Kanon 名雪
・18禁
・文庫168ページ
・配布価格700円
・8/19(日) コミックマーケット72 東地区 エ−6b
・ショップ委託 とらのあな様 メロンブックス様
次に、各ゲストさんの紹介を兼ねて本文抜き出し。
「祐一」
「うわ、どうした?」
昼間香里に言われたせいではないだろうが、夕食を取ってすぐに、俺は参考書を開いて必死に公式を頭の中へ移していた。そこに名雪がすっと入りこんでくる。
「あのね……しよ?」
まだ普通に名雪が起きている時間だ。それはつまり、秋子さんも起きていると言って間違いじゃない。
「おい、下に秋子さんがいるんだぞ」
「分からないけど、ずっとぎゅっとして欲しいの。帰りの時にも言ったけど、祐一のことが好きなのは確かだけど、このところ、気持ちが抑えられなくなってしまって」
「…………? 最近っていつからだ」
また何かが浮かび上がってくる。それは前よりもわずかに形を結んできた。しかしまだ足りない。
「え、分からないよ。でもたぶん祐一と付き合うようになってからだと思う。ね? いいでしょ?」
「だから、ちょっと待てって、秋子さんが起きているかもしれないのに」
「……だめ?」
「あーもう分かったよ」
最近流されているなと思わずにはいられない。
「わーい、大好き」
いすの背もたれ越しに、名雪が後ろから抱きついてきた。ここまで好意を素直に表してくれる名雪に愛しさを感じる。だからまあいいか、なんて思ってしまうのだろう。
「あれ、シャンプー変えたのか」
「わ、すごい。よく分かるね」
目を丸くしていた名雪が顔を近づけてくる。
「うん、祐一の匂いだね」
「あ、まだお風呂に入っていなかった」
ずっと勉強していたせいで、他に何もできなかった。
「やだあ」
「そう言いながら何をしている」
あるはずのない尻尾が見えたかのよう、俺は椅子から立ち上がり、名雪の髪を撫でてやる。
「祐一の匂いを嗅いでいるの」
「犬みたいだな」
みのりふ作『赤方偏移』より
一週間で驚くほどセックスが強くなるビデオ!
その名も『テリーズ ブートキャンプ』!
セックスの本場アメリカで、ヨ○やピラ○ィスに並んで、3大セクササイズのひとつに数えられるという、ハリウッドスターやセレブ御用達の7日間短期集中プログラム!
それが『テリーズ ブートキャンプ』なのです!
――あまりにも突っ込みどころが多すぎた。
「とりあえずテリーって誰だ」
「知らん」
問われて北川は肩をすくめる。
「アメリカってセックスの本場だったのか? つうか、もみじ饅頭じゃあるまいしセックスに本場なんてあるのか」
「知らん知らん!」
「……あと俺、これにすっごく似たタイトルのビデオを知ってるんだが」
「俺も知ってる。……でも分野が全然違うから大丈夫だろ」
「だって! ブートキャンプって!」
いや、まんますぎるだろ! と俺は全身全霊でつっこんだ。
「その点についての言い訳なら、パッケージにも書いてあったぞ。……ホラ、ここだ」
「何?」
気づかなかったが、そこには4ポイントくらいの極小の文字でこう書かれていた。
『※ブートキャンプとは、軍隊式の新兵短期間トレーニングを指します。色々関係ないです。』
文月そら作『ラヴ and テリー』より
迷いに迷ってようやく立ち上がると、既に時刻は三時だった。緊張のためか、周囲の音はあまりよく聴こえない。伝票を握り締めてレジへ向かう。右手と右足が同時に出かねない位に頭の中はこんがらがっていて、会計の時に小銭を三回くらい取り落としてしまった。
外へ出ると、視界は緩やかな雪に覆われていた。粒の大きい、ふんわりとした雪がふわふわと風に揺れている。わたしは眼を瞑る。ゆっくりと深呼吸をして、冷たい空気を肺の中に取り込む。少しも緊張はほぐれなくて、わたしの頭の中はもうどうにかなってしまいそうだった。
わたしは目を開け、その冬景色の遠く、記憶の中に煙る、一つのベンチを見つめる。
この寒い中、屋根も風除けもないベンチで敢えて休憩する人影は普通ない。そういう意味で待ち合わせ場所としてはとことん不人気だし、実際、今わたしがいたこの喫茶店の方が遙かに待ち合わせ場所としては重宝されていた。
――のだけれど。今、そのベンチには一人の男の子が座っている。寒そうにコートの襟を立てて、灰色に曇る空を見上げてはため息をついている。その細かな一つ一つの挙動に、わたしの心は強くかき乱された。彼と再会するのはもう随分と前から決まっていた事なのに、どうやらわたしは心の準備なんてものは全く出来ていなかったらしい。
心臓が強く脈打っていた。熱い血液が火照った躰の中を通り抜けていくのが判る。体温はそれほど高くないはずなのに、わたしの掌や太腿はまるでストーブをひっくり返してしまったかのように熱かった。頬なんて、もう、絵に描いたように真っ赤だろう。
ただ、それでも。わたしは行くと決めたのだ。
広瀬凌作『もう何処へも戻れないファンタジア』より
「わたしだって、わたしだってね」
「……どさくさに紛れてなにやってる」
「わたしだってね」
名雪は祐一の制服に手を掛けていた。スラックスのジッパーを下ろしていく。
ジッパーを下ろしながら、名雪は上目遣いに言う。
「私だって、ときどきは、女の子として見て欲しいんだもん」
「名雪のことは好きだぞ」
名雪はまた耳まで真っ赤になる。
「だったら」
「好きのかたちは、なにも、その、エッチするだけじゃないだろ」
「なにその小学生みたいな考え方。三ヶ月前までの祐一に聞かせてあげたいよ」
「うぐぅ」
「先生に愛してる証拠を見せてみなさい」
トランクスの前を外し、祐一の性器を取り出した。彼は萎縮したままである。ガラス越しに見るしなびたペニスは、大変情けなく見えた。通常状態のそれを見るのは初めてだった。いつも、脱いだ瞬間から雄雄しく天にそびえてるものだから、そのギャップに名雪は動揺を隠せない。
「なによこれ、隠れてないでせめて顔くらい出したらどうなの!」
「いや、その件に関しては遺伝的要因が……」
祐一は泣きそうな顔を見せる。
「どうしたらいつもみたいになるの? 先生怒らないから言ってみて?」
すなふ作『やっぱりだめでした。』より
「相沢君はニブチンだから知らないだろうけど、名雪って学校の男子どもに凄く人気あるのよ」
「なにぃ? はん、うちのガッコも物好きが多いな」
「その最たるが相沢君だけどね」
やかましい。
「たった一年で下駄箱にラブレターが入っていたこと三十九回、直接手渡されたのが十五回、告白された回数が七回。そしてそれをすべて撃沈し、付いたあだ名が『鉄壁の白雪姫』」
なんというか、すげぇな……うちの学校。
「知らなかった……」
愕然とする俺を、はん、だからあんたはニブチンなのよ、と蔑んだ目で見下す香里。
「裏では名雪の写真が高値で取引されているという噂よ。部活のブルマ姿や授業中の寝顔の写真なんかが特に高値らしいわね」
大丈夫なのかうちの学校は、ホントに。
「とにかくそういうわけだから、相沢君、あんた気をつけないと名雪ファンの荒くれ猛者どもに別の意味でちやほやされちゃうわよ」
く、それは大変ご遠慮させていただきたいです。
「まぁ、もっとも」
「あん?」
「バレるのも時間の問題だと思うけど」
そう言って、俺の傍からすすーと遠ざかる香里。何だ?
「うー」
気付けば名雪が唸っていた。
「うー、祐一の浮気ものぉ」
「な、なに?」
「ふんだ、香里といちゃいちゃしちゃってさ、この浮気もの!」
「な、ば、ばか、何を」
「どーせわたしは香里ほどもてないですよーだ」
どうも静かだと思ったら、豪快に拗ねていらした。
「香里なんてたった一年で下駄箱にラブレターが入っていたこと四十五回、直接手渡されたのが二十回、告白された回数が十二回。そしてそれをすべて撃沈して、付いたあだ名が『鉄壁の雪の女王』」
え? 何? あんたら帝国の双璧?
「しかもその半数が女子からだった、というおまけ付き」
「女子からかよっ!」
「それに比べたらわたしなんてぜんぜんもてないけどさ……」
いや純男子からだったらあんたの方がモテモテです。
「だからって、祐一は香里といちゃいちゃしちゃダメなのっ!」
「香里以外ならいいのか?」
よせばいいのに突っ込んでしまう俺、話しながら登校していたのでいつの間にやら学校についており、まだ早い時間帯なので登校する生徒たちが多数いる。そろそろこの話題は止めないとなー、なんて考えていた矢先、名雪はキッとまなじりを吊り上げ――
「ダメだよ! 祐一はわたしの、その、カ、カレシさんなんだからぁっ!」
言った。モロ的に。
久慈光樹作『「ねえ祐一、怒らないからわたしのパンツ返して」』より
ちなみに掲載順。そして脱稿順。みのりふ以外は全員締め切り破りというふざけるな状態。
ジャンルというか作風的には
ちょっといい話 → 大バカ → マジ話 → アホ
→ らヴ という感じ。
これはもうバラエティ豊かというよりはてんでバラバラと言った方がよいでしょう。どいつもこいつも好き勝手やりやがって!
ちなみにあえてえろシーンを入れませんでしたが、どいつもこいつもアホで変態的なえろシーンばかりです。大丈夫なのかこいつらの私生活は。
さて最後に恒例の、過去くじういんぐのアフェリエイトを粉砕した口絵紹介。

穿いてないというより隠せてない。なんだこれ。

織田霧さんはあたまがおかしいんじゃないのかっ!!
みんな買ってネ☆