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20070128 創作活動の天才




 表題の件。
 「創作活動の天才」って、どんな人だと思いますか?
 文章が巧みな人?
 それとも語彙が多い人?

 わたしもそう思っていました、虚淵玄や秋山瑞人を、わたしはたびたびこの雑記で「天才」「鬼才」と称してきました。

 でも、違うんですよ。
 本当の意味で、「創作の天才」というのは違うんです。



 わたし、久慈光樹は「仁木英之さん」こそ真の天才であると、心からそう思います。




 仁木英之、処女作『僕僕先生』で第18回ファンタジーノベル大賞を受賞した、新進気鋭の作家さんです。
 まぁ界隈で知ってる方も多いでしょう。あのひでさんです。あのペド野郎な。

 それほど長い付き合いではありませんが、わたしは彼と知り合いです。同じ長野県在住ということもあり、たまに飯を食いに行ったりしてます。うちの愛猫であるところの円ちゃんは彼のところからいただいたにゃんこちゃんです。
 身内だから、というのではありません。はっきり言えばわたしは『僕僕先生』を読んでないし、その次の作に至ってはタイトルすら思い出せません。これは本人も見てくれているであろう上で言いますが、わたしは仁木先生の描く中国観については異論がありすぎて、とてもじゃないですが同意できませんから、読者として彼の作にはとても共感できません。

 でもあえて、わたしは「仁木英之さんは天才」だと断言します。それは彼を身近に知って、彼のスタンスを一部ながら直接耳にする機会があればこそ。




 本当の意味での「創作活動の天才」というのは、「努力をしないでも書ける人」のことを言うのだと、わたしは彼を見ていて痛感しました。

 こう書くと貶めているかのようですが、「努力をしないでも書ける」というのは、実はとんでもないことです。
 はっきり言ってわたしなどは、創作を「努力して」書いています。SSやらこんな雑記やら書くよりも世の中には楽しいことがいっぱいあるんです。映画も観たいしゲームだってやりたいし酒だって飲みたい。はっきりいって創作活動なんてものは既にして趣味の域ではなく努力してそうするという域です。
 もしあなたが創作活動に従事するアマチュアさんだったら、同意していただけると思いますが、という前提の上で話を進めます。
 「楽しいから書く」なんてのは、創作を始めてほんの数ヶ月レベルです。そんな頃は技法が伴ってなくて、後から読み返すと本当に恥ずかしい駄文でしかない。そのうちに、技法表現の上達に伴って少しはマトモなものが書けるようになってくるわけですが、その頃になると表現技法の上達に反比例するかのように意欲は低下していきます。
 アマチュアでWeb上で無料で読めるという前提の上でファンもつく。でもそうなった頃には創作活動そのものが「努力しないとできない」というレベルになってしまっています。これは意欲の問題ですので個人の善悪の問題ではありません。「そういうもの」なんです。


 でも彼は、あえてこう呼びますが、ひでさんは違いました。
 彼と話しているとよく解ります、彼は今でも「当たり前」のように創作して、「当たり前」のように新作を執筆し続けています。
 本当の意味での「創作の天才」というのは、彼のような人を言うのだと思います。

 初期の技法の伴わない情熱だけの存在ではなく。
 後期の技法は有れども情熱の伴わない存在でもなく。

 プロ足るべき技法が伴いつつも、初期の創作に対する情熱を微塵も失っていない点。

 いや、それすらも違うな。



 彼は、ひでさんは――




 そもそも、創作に情熱が必要であることすら理解していない




 ありえないです。わたしもアマチュア創作の末端に位置する者として、彼の考えは理解はできるけれどもまったく納得できない。はっきりいって異星人の考えです。
 いうなれば、わたしらみたいな障害競走馬が、必死でハードルを越えている脇で翼を持った天馬がハードルの存在すら気付くことなく悠々と空を飛んでいる、そんなありえなさ。理不尽さ。

 そう、理不尽です、地を這っている馬からは信じられないほどの反則であり、冒涜と言ってもいい。同じレースで、そんな反則が許されるのかと抗議したいくらいです。
 創作内容以前の問題なんです。技法がどうたら、表現がどうたら、それを比較する以前の問題なんです。ありえない。理不尽すぎる。
 本当の天才というのは、努力を努力とも思わない、それを苦だとすら感じえない人のことを言うのだと、わたしはひでさんを、仁木英之先生を見て痛感しました。
 わたしは彼のようにはなれない、どう逆立ちしても、創作を「作業」と、「努力」と感じてしまっている時点で、わたしは彼のようにはなれないのです。これを天から授かった才能、天才と言わずして何を天才と言うのか。





 わたしの感じたようなことは、プロ創作の世界では恐らく当たり前のことなのでしょう。仁木先生のような「努力を努力とも感じないような天才」ばかりが集まって、その上で更に「面白い」「面白くない」を何も知らないような凡才どもに訳知り顔で批評されるような世界こそが、プロ創作家たちの世界なのだと、痛感しました。
 アマチュア創作家として、その飛沫であり末端に触れたことがあるからこそ痛感します。プロの世界というのは凄まじい。そんな世界に足を踏み入れたひでさんに同情すら感じます。
 
 頑張ってください。わたしたち、末端のアマチュア創作家のためにも、頑張ってください、ひでさん。




 印税で生活できるようになったら、長野駅前の湯葉の店(「時価」の店)で接待してくださいね!








 以下私信、としておきましょうか。



 頑張れ! このペド野郎っ!!
 あんたはな、わたしらなんかとは本当にレベルの違う世界にいるんだ。界隈の評判なんかに一喜一憂してんじゃねぇぞ! あんたのいるレベルはそんなところじゃねぇんだ、こと「創作」に関して、わたしや界隈の連中なんざ同類と思うな! そんなもんは足枷だ! わたしらを少しでも友人だと思ってくれているのであれば、同好の志だと思ってくれているのであれば、うちらのレベルなんてまた軽々と超えていけ! 後ろなんざ顧みるな! そんなもんはうちらに対する哀れみだ、見下しなんだよ!

 あなたは、そういうレベルの場所で勝負しているんだ。界隈の雑音(あえて言うが賞賛も含む!)なんざ意に介すな! そんな場所にいていいのか、あんたは!




 わたしはあなたの立ち位置には立てませんでした。あなたより年下なのにもかかわらず、わたしはあなたと違って「守り」に入りました。
 面と向かっては恥ずかしくて言えないからここで言います。わたしはあなたを尊敬しています、あなたのようになりたかった、でもなれなかった。なれなかったんです。敗北感を抱いています、身の程知らずと思われようと、わたしはあなたに敗北感を抱いているんです。

 でも、それならば、だからこそ。
 あなたには、仁木さんには、わたしが遂に持てえなかったものを全部持っていってもらいたい。
 本人の迷惑も考えずに、そんな想いを、勝手に、託しています。


 後ろを振り返っている暇があれば、少しでも前に進んでください。
 わたしは、わたしたちは、あなたを応援しています。



 死ぬ気で頑張れ! 仁木
英之!



20070117 ある同人文章書きの入稿に至るまでの軌跡




 当サークル「くじういんぐ」は、Kanonオンリーイベント『かのはち』に参加いたします。(販促ページはこちら

 そこで新刊を出すわけですが、その新刊がポプルスさんに入稿に至るまでの軌跡を追ってみましょう。はっきりいって問題外なスケジュールなので、他の同人者の方々は決して真似しないように。



2006/10/28 織田霧さんとメッセで交渉
 快くご了承いただける。ありがたい。
 ちなみにこの時点では、出そうと思ってた本がまったく違うもので、このときに伝えた仕様は後日まったく無駄に。ごめんよおだぎりん……



2006/12/10 ポプルスさんにメールで予約
 イベント日程、セット内容、予定ページ数、予定印刷部数、口絵の枚数、表紙CTPカラー印刷、等の仕様を伝える。
 そして忘れちゃいけないのが入稿日。
  表紙:1月9日
  本文・口絵:1月14日
 で打診。


2006/12/17 ポプルスさんから返信
 入稿日について、本文入稿日として打診した14日は休業日であるため、以下の日程にして欲しいとのこと。
  表紙:1月9日
  本文・口絵:1月13日午前中
 この日程ならば行けるが、表紙も本文も校正は不可能とのこと。
 また「かのはち」には直接搬入の予定がないため、20日に直接取りに来てもらうか、入稿日を早めないと無理、という回答。泣ける。



同日 ポプルスさんに返信
 入稿日の件は了解した旨、また20日に直接取りに伺う旨、それぞれ伝える。



2006/12/31 冬コミ
 見ず知らずのお客様より「ほのぼの本はどれですか?」と尋ねられ、5、6冊の売り物があるにも関わらずそういった本が1冊もないことに愕然とする。なんてこった。次のかのはちでは、ほのぼの本を作ろうと心に決める。
 ちなみに他にも、見ず知らずの方に声をかけていただく。

その1
「新刊にサインください!」
「嫌がらせかっ!」

その2
「どうやったらこんなにいい話が書けるんですか?」
「アルコールの力です」
「前の本もすごく面白かったです!」
「アルコールのおかげです」
「面白い話を書くコツをおしえてください!」
「コツはアルコールです」

その3
「新刊の香里本ください」
「あ、ありがとうございます(心の声:香里本などうちにはない! 帰れ帰れ!)」



2007/1/4 織田霧さんとメッセで打ち合わせ
 表紙の指定をまったく変えてもいいかどうか打診。
 「ふっ。まだ描いてないものの指定をかえられても痛くも痒くもありません」との回答。このヤロウ!
 新たな表紙指定。
 指定内容:「なゆき しまぱん わんわん」




2007/1/9 織田霧さんとメッセで打ち合わせ
 表紙 入稿予定日(1回目)
 指定が端的なためか、それとも織田霧さんがギリギリ星人だからか(たぶん両方)、間に合わないことが発覚。
 即日ポプルスさんに電話、担当のEお姉さまに泣きながら頼んで締め切りを10日にしてもらう。



2007/1/10 織田霧さんとメッセで打ち合わせ
 表紙 入稿予定日(2回目)
 表紙完成。即日FTP入稿
 織田霧さんお疲れ様でした。だがもうすぐに口絵の締め切りやぞ!
 この時点で口絵の仕様を初めて伝える。

「1.バニーで網タイツなオシリの名雪 2.黒ストッキングにシマぱん透けオシリの名雪」

 ちなみにこの後の会話での悪乗りで、バニー絵は「自分でおっぴろげ」、黒ストは「ガムテープで手首拘束」「口にもガムテープ」「パンスト裂けはデフォ」と、色々ありえない仕様が追加に。大丈夫かこいつら。

 ちなみにこの時点で久慈の本文進捗状況は0文字



2007/1/13 織田霧さんとメッセで打ち合わせ
 本文・口絵 入稿予定日(1回目)
 織田霧さんの口絵、ギリギリ間に合わない。
 久慈の本文、さっぱり間に合わない。
 ポプルスさんに電話、Eお姉さまに泣きながら頼み込んで、週明け16日朝の入稿にしてもらう。この時点で特急料金発生確定。




2007/1/16 織田霧さんとメッセで打ち合わせ
 本文・口絵 入稿予定日(2回目)
 口絵 入稿
 織田霧さんお疲れ様でした。
 ちなみに久慈の本文はまったく完成していない。
 さすがにEお姉さまに直接電話でお願いする勇気はなく、メールで明日の朝にしてくださいと打診。即返事が来たところを見ると待っていたようだ。ごめんなさいごめんなさい。
 ちなみに返信はEお姉さまからじゃなかった。み、見捨てられたのか……?




2007/1/17 11:30 ポプルスさんから携帯にTEL
 本文・口絵 入稿予定日(3回目)
 久慈の本文はまだ完成していない。怖くて電話に出られない。
 仕事するフリしながら会社で必死に書く。




2007/1/17 15:00 ポプルスさんにメール
 本文・口絵 入稿予定日(4回目)
 本文完成! 即入稿の後、入稿しましたよメール。
 その後即電話、普段なら「Eさんお願いします」と変わってもらってから話すのだが、怖くて取り次いでもらえない。電話に出たお姉さんに入稿した旨を伝える。




2007/1/21 かのはち開催(予定)
 イベント4日前入稿、という鬼所業。
 Eお姉さま怒ってるだろうか(泣





 以上です。



 
良い子は絶対にマネしちゃダメだぞっ!


20070109 明けました




 今更ながらではありますが、新年明けましておめでとうございます。
 コミケ終わってからしばらく溶けてました。円ちゃんが可愛すぎるのがよろしくない、油断すると連休中一歩も外に出ずに円ちゃんと一緒に転がっていたりします。にゃんこ。

 当くじういんぐ・ドットコムも今年で8年目を迎え、SS系サイトとしてはもう古株といえるような状況となってしまいました。寂しいことです。
 わたしも最近ではサイトよりもむしろ同人活動にうつつをぬかしているような状況で、これではいけないなぁと反省しております。今年はもっとサイト上での創作活動を中心に考えて行きたいと思っておりますので、どうぞお見捨てなきようお願い致します。
 いやまぁとりあえず今月21日のKanonオンリーイベント「かのはち」が終わってからね…… 今週土曜に締切なのに、まだ一文字も書いてねぇぜひゃはぁ!


 さて、TOP更新履歴にも書きましたが、ブログを新たに開設しました。
 コンテンツの一部ではなく別サイトという扱いとなります。
 何ゆえそのような扱いになったかと言いますと




 
アフィリエイトの中の人にまた怒られました



 どうやら同人活動ページの過去絵や、いただきものCGのページが問題になったみたいです。具体的にはしゃむてぃるさんのせいです。コノヤロウめっ!
 仕方がありませんので、今後アフィリエイトはブログにて展開し、本サイト(くじういんぐ・ドットコム)では一切タッチしないことをここに明言いたします。
 本当にごめんなさいアフィリエイトの偉い人(泣



 いやぁ、雑記から口絵を削除した旨をTOPに書いた後、コミケでも「あれ本当なんですか?」「そんなことあるんですか?」等のご質問をいただきましたが、紛れもなく本当のことです
 ちなみにアフィリエイトというのは広告のことです。DELLやらなんやらの広告が一時期TOPページに貼り付けてありましたが、あの元締めの会社さんから下記のようなご連絡をいただきました。(原文まま)





いつもLinkShareをご利用いただきありがとうございます。
リンクシェア・ジャパンアフィリエイトサポート ○○と申します。

貴方様のWEBサイト『くじういんぐ』において規約違反がございます。
該当箇所を修正くださいますようお願いいたします。
また、07年1月9日までに該当箇所の修正がなされなければ、アカウント永久停止いたしますことをここに通告いたします。

弊社では、女性の乳房や裸体を露出している画像やイラスト及びアダルトコンテンツは掲載をお断りしております。
弊社アフィリエイトを継続してご利用いただくには、上記のコンテンツを改善していただく必要がございます。
アダルトコンテンツ及びアダルトイラストの掲載を削除してください。



【リンクシェア・アフィリエイト参加規約】(抜粋)
3.4 禁止行為 
猥褻、ポルノ、激しい性的描写またはこれらに類似する行為、


(アカウント永久停止について)
・発生している報酬は規約違反より支払を停止いたします。
・アカウントは如何なる理由においても停止解除いたしません。

修正が完了いたしましたら、本ページにございます、「補足説明の作成」からお返事
をお願いいたします。アカウント永久停止通告の趣旨をご理解いただき修正ください。

お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。





 
ひいぃ!


 なんということでしょう、この人あまりにもえろすぎる口絵が、どうやら規約に思いっきり引っかかってしまったようです。
 (ちなみに問題の口絵はこちら

 仕方がないので雑記帳から問題の絵を削除して連絡したところ、今度は同人活動ページや頂き物CGページを問題視されてしまいました。恐らくこれこれが問題になったのでしょう。言われるまでもなく、規約に照らして問題のありすぎるえろ絵です。
 ここまでくるとこのサイトでのアフィリエイト活動は不可能と判断し、別ブログを立ち上げたわけです。

 いやー、しかし本当に巡回してるんですねぇ、恐れ入りました。




 さて、新しく開設したとはいっても今まではてなでやっていた特定アジア関連のブログです。久慈は右翼ですが嫌韓厨ではない(と思いたい)ですので、ソッチ系にあまり興味がない方にこそ読んでいただきたいと思います。

 それでは、本年もどうぞ宜しくお願い致します。


 


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