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20061228 京アニ版Kanon 最終話予想






「祐一くん、いま何時?」
「5時ちょっと前、もうすぐ電車来るぞ」
「うん」

 駅。
 友人達へ別れを告げ、駅のホームで電車を待つ二人。
 だが、祐一の顔色は冴えない。

「祐一くん、やっぱり名雪さんのこと……」
「あゆ、もういいんだ」
「でも……」

 結局見送りには来なかった名雪。あゆのことを告げ、共にこの街を去ることを告げたときの表情を思い出し、祐一は何かに耐えるかのように両目を堅く閉じる。

「仕方がないんだ」

 七年ぶりに出会って、慣れないこの街で随分と世話になった。香里にいつか言われたように、名雪が居なければ自分はこんなにも早くクラスに、この街に、馴染むことはできなかっただろう。
 名雪には、感謝している。


『欺瞞だな――』


 知っていた。本当は知っていたのだ。

 名雪がずっと前から、そう、七年以上前にこの街に遊びに来ていた頃から、ずっと自分のことが好きだったのだということを。
 ずっと知らないふりをしていた、気付かぬふりをしていた。そしてその想いに応えてやることは、遂になかったのだ、自分は。


『ひどい奴だよな、俺って……』


 あ、名雪さん!
 あゆのその叫びに、弾かれたように知らず伏せていた顔を上げる。
 そこには、制服姿の名雪がいた。

 デジャヴ。


 雪、積もってるよ――?



「ダメじゃない、祐一」


 名雪は、笑っていた。
 透き通るような笑みで。



「わたし、言ったよね?」




 そしてそのまま――




「祐一はこれからこの街でずっと暮らすんだよ」




 身体ごと、ぶつかってきた。



「ずっと、ずっとね」



 いつの間にか降り始めた雪、祐一の腹に突き立った果物ナイフの柄、あゆの悲鳴。



 倒れ伏し遠ざかる意識の中で、祐一は名雪の透き通った笑みを、いつまでも見つめていた――







EDロール(BGM:風の辿り着く場所)









 楽しみだなぁ! オイ!(←DVD全巻予約済の人)


 とりあえずアニメKanonは、祐一の声がルーク・ヴァレンタインであり、いつなんどき名雪とかに「キサマは狗の餌だ!」とか言われてしまうのではないかと気が気ではありません。



20061214 コミケ71 販促





 入稿ーーーっ!!


 ひゃっはぁ!


 そういうわけで、コミケ原稿入稿いたしました。ポプルスさん全焼とかにならない限り新刊出ると思われます。



 というわけで、表紙をば。




 表紙は織田霧咲羅さん
 相変わらずこの人の絵はキテるな。

 なんか織田霧さん、今回は慢性的な体調不良っぽい感じだったので、メッセで「健康診断行ってきなよ。ただし結果悪くて即入院となったら原稿終わった後にしろであるとか、「大丈夫! 病室でもノートPC!」など、温かい言葉を送って励ましました。同人活動に重要なのは信頼関係ですよねっ!



 タイトルは『Sad snow does not see.But...』、前に出した本の続編(完結編)です。前回発行分もすべて収録して文庫160ページ700円でつ。
 前半こそ名雪分が多かったわけですが、終わってみれば見事な「香里本」に。なんてことだ。しかも最後は百合っぽくなってもーた。おのれ香里。
 いやぁ、なんか物凄ぇ重い話になってしまったわけですが、決して黒い話ではないのでご安心めされよ。



 紹介がてら本文抜粋。


「ずっとね、香里に憧れてた。あんな風になれたらいいなってずっと思ってた。だから髪型も変えたし、なるべく明るく振舞うように心がけた。でもね、最近はそう思わなくなったの、祐一がいたから、わたしには祐一がいてくれたから。香里にはいないでしょう? 祐一。だからもう羨ましくなんてなかった。ずっとずっと前から祐一のことが好きだった、子供の頃から好きだったんだよ、子供の頃に一度嫌われて、でもわたしはずっと好きだった。手紙たくさん書いたんだよ、一度も返事もらえなかったけど、それでもめげずにたくさん書いた。そうしてやっと祐一は振り向いてくれたの、恋人同士になれたの、何度もキスしたよ、何度もセックスしたよ、わたしは祐一のことが好きなの、大好きなの、ねえわかってる香里? わたし祐一のこと大好きなの、祐一もわたしのことが好きなの。香里なんてお呼びじゃないんだよ。ね、わかってる? お呼びじゃないの、香里なんて。なのに、なのにどうして毎日一緒に帰ってるの、どうして毎晩携帯に電話掛けてるの、わたしが知らないと思ってた? ふざけないでよ、馬鹿にしないでよ、わたしが知らないと思って、祐一に手を出してるんじゃないわよっ!!」

 ガン! と、蹴り倒されたごみ箱が耳障りな音を立てて転がる。

「ふざけないでよ! この、この泥棒猫っ!」





 
い、いや、黒い話じゃない、黒い話じゃないんだよっ!!

 




 抜粋する箇所を思い切り間違いましたので、もう一箇所。




「あたしは、あの子の姉だっ!」

 気づけば、あたしは叫んでいた。

 もうあんな思いをするのは嫌だ!

 逃げたらきっと楽になれるのだと思っていた、もうこんな思いをすることもなくなるのだと、そう思っていたのだ。だからこそ、逃げた。
だけどそれは違った。痛感する、それは違ったんだ!
 楽になんてならなかった、苦しくなくなるなんてこと無かった。
苦しかった!
辛かった!
悲しかった!
ありえないくらいにそれはあたしの心を削って、そしてあたしは磨耗した。
 ああ、そうだ、今なら解る。
 あたしはもう、擦り切れて、「美坂香里」はその存在価値をまったくぜんぜんさっぱり、無くしてしまうところだったのだ。
「美坂香里」は、「美坂香里」じゃ無くなってしまう寸前だったんだ。
「あたしは、美坂香里だ! 美坂栞の、たった一人の、姉なんだっ!!」
 あたしのその叫びは、静寂の中にあった待合室に、洒落にならないくらいの大きさで、響いた。




 はい、今回は栞に関しても言及してますよー。



 続いてカラー口絵の紹介です。






 良いね良いね。織田霧さんさすがよ。

 ある意味、この絵が今回の本のすべてと言えるかもしれません。
 ただ仲がいいだけの関係を「親友」とは言わないのですよ。いろんな諍いがあって、でもそれを乗り越えてこその「親友」です。百合っぽいけど。



 さて、最後に詳細をば。



詳細情報
 
Sad snow does not see.But...』
 ・Kanon 香里、名雪
 ・18禁
 ・文庫160ページ
 ・配布価格700円
 ・コミケ3日目(31日) 東地区 ヒ−30b
 ・ショップ委託 メロンブックス様 とらのあな様




 皆さん、買ってくださいましねっ!!










 おまけ(もう一つのカラー口絵)


2006/12/29
 えろすぎてアフィリエイトの企業から怒られちゃったので削除(泣)





20061212 真琴がさぁ……





 Kanon見たんですよKanon。噂のアニカノ、京アニ。
 まぁ拡張子flvなんですけれどね……(目を逸らしつつ

 いやー、原稿の現実逃避だったんですよ最初は、軽い気持ちで見て、1話2話くらいはふーん、みたいなね。名雪かわええのーとか思って見てたわけですよ。





 
そして、真琴シナリオに撃沈。





 いや真琴は反則だって……
 10話で真琴シナリオ終わるんですが、7話のぴろ投げ捨てあたりからもう素で泣きそうであり、10話終わった段階でもうガン泣き。
 比喩表現とかそういう問題ではなく、普通にぼろぼろ泣いた。
 オイオイ30過ぎてアニメでマジ泣きかい? という感じであり、もうヤバイって真琴シナリオはっ!!


 はっきり言って、原作より良くできていたと思います。


 ぴろ投げ捨てから家出した真琴を連れ帰ってきた後の、食卓で笑いあう水瀬家を見る真琴のシーンであるとか。

 某話の回想シーンで(あの場面でっ!)、初対面の殴りかかってくる場面がカットインされるシーンであるとか。

 ものみの丘で、「思い出すなっ!」と叫ぶ祐一だとか。



 信じられないくらい原作以上でした。




 無論、不満点がないわけではありません。

 はっきり言ってこれは原作プレイ済の人が対象で、初見の人は真琴が弱っていく家庭とかで違和感を覚えるでしょう。急でしたしね、原作よりももっと。
 あと「冬の花火」の場面がさっくり流されたりだとか、色々不満点はありました。


 でもそれらをすべて帳消しにするほど、出来がよかった。感動した。



 
 わたしみたいに真琴シナリオに感動してSSの世界に入ったような人には、何はなくとも見て欲しい作品でした。
 DVDかぁ…… うーん……



 とりあえず、落としどころだけ見極めてから買います。


 名雪シナリオで落とせ! と。  


20061208 toshi、sugeeeeeeeeee!!!!





 X−Japanのtoshi。


【君はいないか】


 すげぇ! バイオリンより声綺麗じゃねーかっ!!
 
 つかものすげぇ歌上手いね…… これは正直感動した。




【奇跡の子】





【愛の歌を歌いたい】








 『奇跡の子』が一番よかった。
 いやー、いいもの聞いた。



 


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