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20051124 冬新刊の表紙





 水曜祝日って嬉しいがツライですな。だいたい週のド真ん中に祝日置くくらいだったら金曜とかにしろよ! というわけで明日から仕事するのダルすぎます、久慈光樹です。(これは23日深夜に書いてます)

 さて、今回も例によって例のごとく選に漏れて冬コミサークル参加できないくじういんぐであるわけですが、本はちゃんと作ります。

 今回はホロウも出たし時期もよろしかろうということで、Fate本を作ることになります。
 もう既にSSの方はお願いしており、締め切りも近いのでお願いした皆さんはきっと書いてくださっていると信じて疑っていないわけですが、とりあえず主催は一文字も書いてねーよ。
 大丈夫大丈夫、ゲストだけでも本出るし(激しく目を逸らしつつ


 表紙は以前出したFate本と同じく、キネヤさんにお願いしました。
 いやぁ、彼女の絵はなんというか華があって、大好きなんですよね。本人はどうしようもないくらいのバイオレンス系……じゃなくて癒し系であるわけですが、描かれる絵はとても素晴らしい。
 さすがはキネヤさん、バイオr……いやいや、癒し系です。会社でダースベイダーの被り物して満足げに仁王立ちして写真とってるだけのことはあるなっ!


 さて、絵の紹介をする前に、メッセで絵を見せてもらった際のやり取りを少し。





エムコ@ の発言 :
 これでどーだーぁぁーー
久慈光樹 の発言 :
 素晴らしい
エムコ@ の発言 :
 ピンクにしちゃった
久慈光樹 の発言 :
 えろちっくでよろしいですな
エムコ@ の発言 :
 くじたんえろいから。
久慈光樹 の発言 :
 絵描きさんがえろいのです。
エムコ@ の発言 :
 いやーーあたいなんてくじたんの足元にも及びませんよ
エムコ@ の発言 :
 あひゃ
久慈光樹 の発言 :
 あ、一つだけ注文つけさせてもらってよろしくて?
エムコ@ の発言 :
 ん?なんだーい?
久慈光樹 の発言 :
 バットの色合いを、金属バットっぽくしてくらさい
エムコ@ の発言 :
 銀色?
久慈光樹 の発言 :
 なんなら、血のりをつけていただいても構わぬ。というかそれでいこう。
エムコ@ の発言 :
 ほいほーい。
エムコ@ の発言 :
 銀色のバットに血のりねw
久慈光樹 の発言 :
 全体的にぽっぷできゅーとだが、その一部分だけはスプラッターハウス、みたいな感じでお願いしまつ。
エムコ@ の発言 :
 スプラッターハウスかよっw
久慈光樹 の発言 :
 サイレントヒルでも可。
エムコ@ の発言 :
 らじゃ。w レナばりにしてくるわ。



 (数分後)



エムコ@ の発言 :
 バット直した
久慈光樹 の発言 :
 うわははは!
久慈光樹 の発言 :
 素晴らしい!
エムコ@ の発言 :
 OK?
久慈光樹 の発言 :
 超OK





 さて、あんまり引っ張ってもなんですので、発注主である久慈光樹さんも大絶賛の表紙絵をご覧頂きましょう!













拡大画像






 
OH! COOL!








 クールというより狂うであるような気がしますが些事。

 すごいぜキネヤさん!
 どこからどう見たってスプラッターハウスだよこれ!




 着々と道を踏み外しつつ、冬コミ本は完成に近づいているというわけです。

 みんな買ってねっ!


20051111 げに恐ろしき方言の世界





 久慈光樹が住む長野県は、基本的にあまり方言のない土地である。
 方言というのは宝であり保護すべき文化であるわけだが、通じないのは困るのである。
 基本的に方言の多彩な地方出身者は、驚くほどに方言と標準語を使い分ける。
 以前山形県の案件を担当した時は凄かった。そこの部長さんは東京に来て打合せをする際にはちょっと訛ってるかな程度なのだが、現地の事務のお姉さんと話す時には内容がまったく理解できないほどの方言の応酬。あれはもう日本語じゃなくて特殊言語レベルであった。恐るべし東北。

 いかに方言が少ないとはいえ、そこはそれ、やはり長野県にも方言と呼べるものは存在するのである。
 将来貴女が長野県にお嫁に行っても困らないように、今回は長野県の代表的な方言を検証するとしよう。





方言1.水くれ

 別に水をくださいとお願いしているわけではない。
 標準語で言うところの「水やり」のことだ。
 小学校の頃とかには水くれ係とかあった。

 長野県では、何かを相手にあげる場合には「くれる」と言うのが一般的なのである。
 今年26になる管理姉に「物をあげるとき、くれるって言うよね?」と聞いたら「今の若い人はそんなこと言いません」と言い切られたわたしの立場はどうなるという感じであるが、一緒に話を聞いていた事務姉が目を逸らしたのをわたしは見逃さなかった。
 くれるって言うよな? 同学年。





方言2.ボケる

 ボケとツッコミという意味でのボケるではない。
 これは主にリンゴや梨などに用いられる方言である。
 リンゴが瑞々しくなくなり、水分が若干飛んでしまった状態のことを言う。

 これを説明するのは難しい。
 なにせ東京で買えるようなリンゴは、ボケてない物が無いのだ。
 長野県はリンゴの産地であるため非常に瑞々しく美味しいリンゴが採れるのだが、他県でリンゴを栽培していない地域の人にはボケたリンゴが標準であるためわからない。
 なにせ、リンゴの蜜すら見たことがないのだ。解るわけがない。

 貴女はリンゴの蜜を知っているだろうか? 長野県からリンゴを送ってもらった他県の人が、芯の回りに半透明の黄色にたっぷりと詰まっている蜜を見て「このリンゴ腐ってる」と言って捨ててしまった、という笑い話もあるくらいなのだ。

 「芯に蜜が詰まっている」と言うと非常に卑猥であるわけだが、そう言ったら事務姉にも管理姉にもさっくりスルーされた。





方言3.前で

 アクセントは「で」にある点に注意。

 前
 という感じだ。

 用途としては「前」という意味である。
 前・で という接続詞込みの言葉ではない。「前で」で一つの単語なのだ。

 つまり



標準語:
 「コミケで前を歩いていたお兄さんがすごいTシャツを着てて驚いた」

長野方言:
 「コミケで前でを歩いていたお兄さんがすごいTシャツを着てて驚いた」



 ということになる。
 ちなみに3年前のコミケで「だめです相沢さんTシャツ」を着て見ず知らずの人を驚かせた人がいるわけだが、方言とは何の関係も無い。


 この方言の恐ろしいところは、「〜で」という接続詞も重複するということだ。

 つまり



標準語:
 「コミケの際、サークルスペースの前でナンパ行為」

長野方言:
 「コミケの際、サークルスペースの前ででナンパ行為」



 となるわけだ。
 ちなみに2年前のコミケでひざうえ10せんちのサークルスペース前でナンパ行為を働いた狼藉者がいるわけだが、方言とは何の関係も無い。







 このように、長野には小なりといえど素晴らしい方言が残る素晴らしい場所なのである。
 これでいつ貴女が長野にお嫁に行ってもバッチリであるというわけだ。


 ぜんぜん関係ないが、今日は11/11でわんわんの日であるな。


20051109 騙されるものか




21:39 <Piro_1> そうだ
21:39 <Piro_1> http://www.2chu.net/piro/diary/index.htm#20051109
21:40 >MITUKI0< ぴろりんはバカだなぁ
21:41 <Piro_1> ギャグ抜きで♀なんですが……
21:41 >MITUKI0< ぴろりんはバカだなぁ
21:41 <Raise> 無理はするな
21:42 >MITUKI0< ムネムネをアップしたら信じる。
21:43 <Piro_1> それは恥ずかすぃ
21:45 >MITUKI0< http://blog.livedoor.jp/warata2ki/archives/50014153.html
21:45 >MITUKI0< まぁこれでも読んで落ち着け。
21:48 <Piro_1> ぅうっ、信じてもらえない
21:48 >MITUKI0< 今日は4月1日じゃないぞ
21:49 <Raise> 腹へった
21:49 <Raise> ぴざくうべきか
21:49 <Piro_1> あれ?
21:50 <Piro_1> というか、このネタは無理がありすぎたな…
21:51 >MITUKI0< もうちょっと引っ張らないと。
21:51 <Piro_1> いや、唐突すぎたなぁ、って
21:51 <Piro_1> そっちのほうですよ
21:52 >MITUKI0< まだ引っ張るつもりか
21:52 <Piro_1> 引っ張るとかそうではなくて
21:52 <Piro_1> ……
21:53 <Piro_1> うーっ
21:54 <Piro_1> もうどっちでもいいです……
21:54 >MITUKI0< 拗ねた――!
21:54 <Raise> ぴろは
21:55 <Raise> 無理しなくていいんだ…
21:55 <Piro_1> いや、男と偽るのに無理してたのですが
21:55 >MITUKI0< いきなり顔写真というのがよくない
21:56 >MITUKI0< そうだなぁ、じゃあ恥ずかしくなく、個人が特定できない証拠画像としては……
21:56 >MITUKI0< ムネムネだな。
21:56 <Piro_1> ひんぬーだし……
21:57 <Piro_1> 久慈たんが見たって瀬ちんが見たって喜ばないですよ?
21:57 >MITUKI0< キミは瀬ちんのオソロシサを知らない。
22:02 >MITUKI0< じゃあ踏絵を用意しよう
22:02 >MITUKI0< わたしが質問して、ぴろりんがそれに答える。
22:02 >MITUKI0< Q:ヤオイは好きですか?
22:02 <Piro_1> A.嫌いじゃない
22:03 >MITUKI0< ニセモノだな。
22:03 >MITUKI0< 本物の♀なら、もう大好きですっっ!! とか言わないとダメだ。
22:03 <Piro_1> うぅっ
22:04 >MITUKI0< そんなことじゃ立派なネカマになれないぞっ





 信じる気、ゼロ。






 ※久慈光樹さんは別に過去に嫌な思い出があるわけではありません。


20051107 各方面への反応




 とりあえず、冬のコミケは落ちました。
 ぐんにょり。

 Fateの凛本をぜひとも出したいのですが、いかんせん落ちてしまってはどうしようもありません。
 どなたか委託を受けてくださるお優しいサークルさんを募集中です。
 受けてくださったサークル様に対しては、サイトで全面的に販促させていただきますので、是非に。


 さて今日は各方面への反応です。



反応1


 おりくらさんフォローありがとうございます。
 「なんか意外と誰もフォローしてないようなので」とのことですが、なんら不思議なことではありません。うちは鼻ツマミ者サイトですので、基本的にはスルーされるのです。

 『いきなりblogツールに移行』はなかなか楽しい気もしますが、基本的に新しいことに挑戦する労を惜しんで現状の苦労を我慢する、という後ろ向きな性格のため踏み切れませぬ。なにせ座右の銘は「明日できることは今日するな」ですからな。

 解り易く2案をまとめて下さってあります。
 ふーむ、そういう案もあるのですな。
 久慈も一応はPGから叩き上げのSEであるのでマクロやらスクリプトやら組もうと思えば組めると思うのですが、どうにもこうにも面倒くさくてダメです。
 つか自家鯖を立てたり、スクリプト書いたりを仕事じゃなく趣味でできる人ってのは凄いなぁと思うわけです。いや皮肉じゃなしに。
 わたしは基本的にプログラミングとか大嫌いなのです。仕事でももう2年近くプログラミングしてねーや。
 仕事でさえそうなのですから、ましてや趣味でプログラミングなんて絶対にご免こうむるというスタンスです。「自分はプロ意識を持っているので、遊びにその技術を用いたくない」というお題目でひとつ。本音はダルイだけですが。
 なので1の案は残念ながら厳しいです。
 2の案も、うちのサイトは無断リンク直リンク推奨サイトであるためにキビシイですな。

 とりあえず「要望をすべて叶えねばならない義務や責任は個人サイトの管理者にはない」というご意見には諸手を挙げて同意しておきます。それを逃げ文句にしてはダメだとは思いますが、やはりすべてを満たすというのは不可能ですから、どこかで妥協しなくてはやっていけませんものね。


 というわけで、ブックマークの件に関しては現状維持ということで。
 月が変わると過去ログに移動してしまうのでブックマークのURLも変わってしまいますが、「そういうもの」として認識してくださいな。
 まぁうちのサイトの雑記は日記じゃないので、月に数回しか更新されないからいいでしょう。






反応2


 彼女はバイオレンス系ではなく、癒し系であらせられる模様。
 ご本人が仰っているので間違いありません。
 これからは「自称癒し系」という認識に改めさせていただきます。


 たとえ――


 そう、たとえメールでの第一声が




久慈たん、はぁはぁ。




 であったとしても




久慈たん、やほー。




 であったとしても




のぉぉぉーー、ちわ。




 であったとしても、自称癒し系ですので仕方ありません。
 というかどうしてこんなに常時テンションが高いのかは謎であるわけですが、とりあえず




こんばんわわわ。
もうすぐハタチになるキネヤです。てへ。




 であったときには危うく激昂しそうでした。自分が年齢詐称するのはいいが他人がするのは許せないのです。

 と、こうあまりイジるとますます嫌われるので注意が必要です。






反応3


 昨日の雑記で「月夜お姉さまは今度会ったときに刺す」みたいなことを書いた際に、「刺すといってもえろい意味ではありません」とか書こうとちらりと思ったのは確かです。
 ですがいかにわたしでも、ここまで直接的なセクハラはよろしくない、だいいちこれじゃただのオヤジじゃないか、と思い留まったのですが……





 どうみてもオヤジです。本当にありがとうございました。





 まぁ月夜お姉さまは基本ラインでオヤジですから仕方がないということなのでしょう。
 つかなにげにこの界隈はお姉さん好きの真性Mが多いですので気をつけてください。


 お腰を悪くしていらっしゃるとのことで、気をつけていただきたいと心から心配しているわけですが、とりあえず腰を心配せねばならないのはむしろ彼氏のほう……げふっ! げふふふん! とにかくお大事に。






反応4


 
コロス。


20051106 羨ましくなんて――ない





 長野は寒すぎです。今日など部屋にいても暖房入れないと手足の先から冷たくなってくるほどの寒さ。もう冬も目の前です。
 と爽やかに挨拶をしつつ、ココロの中はシットの炎が燃え盛っている久慈光樹です。どうも皆さんこんばんは。

 なにゆえにシット嵐かというと、ぢょせい関連です。

 このサイトをご覧の方であればご存知であろう、あの文月ソルバルウさん(愛称「ふみー」)に、なんと
カノジョさんができたという情報をキャッチしたのです!

 なんということでしょう。世も末だ。


 にわかには信じ難い情報です。なにせふみーと言えば、雅天丼ニーヤと共に、「#雪の少女 3大ロリコン」として勇名を轟かせるほどの猛者です。(すなふさんを入れて「ロリコン四天王」という場合もある) そんな彼が三次元のカノジョを作るなど、オイオイなんの冗談ですか? という状況であり、とても信じられる状況ではありません。ちなみにくらむぼんさん宇宙ロリコン帝王なのでカウントされません。残念ながら一人だけ次元が違います。

 ともかくも、わたくし久慈光樹は、その怪情報の真偽を確かめるため、貴重な休日を使って11月2日3日と東京に行ってきたのです。
 目的は表向き飲み会ですが、事前に言葉巧みにふみーをだまくらかしてカノジョさんを連れてくるように根回し済みであるのです。場所は新橋の土風炉、仕事があるという彼に配慮し、21時集合としました。
 はやる心を抑えつつ、待ち合わせ場所のJR新橋駅に向かいます。この時点でもう既に21時30分になろうとしていますが、想定の範囲内。わたしが待ち合わせ時間通りに行けるはずもありません。
 電車に乗りつつ、呼吸を整えます。なにせ相手はあのふみーなのです、常人の物差しで計れるはずもありません。





 もし、もしも――





 新橋駅の待ち合わせ場所で、彼と共に佇んでいる『カノジョ』が――









 
秋葉原あたりからちょっぱってきた、等身大えろげPOPだったりしたら――!








 
うわああああぁぁぁーーーっ!




 怖い! 恐すぎる!
 というかまったくありえない可能性とは思えない時点で怖えぇぇーー!!

 もしそのような事態になったら、いくらふみーに呼び止められようとダッシュで逃げよう。そう心に誓いつつ、改札を出た久慈光樹が見たものは――





 どう見てもカワイイおにゃのこです。

 本当にありがとうございました。







 世の中間違っているというか、この世に神も仏も無いというか、ふみーのカノジョさんは素でカワイイ方でした。綺麗というよりはカワイイ系かな? ショートがステキな方でしたよ。
 隣でニヤニヤしているふみーにタイガードライバーをブチかましたくなりましたが、そこはそれ、久慈光樹さんは立派な大人であるのでガマン。にこやかにカノジョさんと挨拶しつつ店に移動です。
 いやしかしカワイイ系のおにゃのこというのは新鮮でした。
 なにせわたしの知っている女性たちはみんな綺麗系の方々ばかりですからな。


 綺麗系バイオレンス


 という方程式が、最近の久慈の持論です。
 具体的にはこの人とか、この人とか、この人とか。(プライバシー保護のため伏字とさせていただきます、ご了承ください)
 特にこの人は、自らの年齢詐称行為に飽き足らず20代であるところの久慈光樹にまでも同族に引き込まんとする極悪所業、天に代わって成敗されてしまえ。
 大丈夫ですよ月夜お姉さま、女性は年齢じゃありませんから!(激しく目を逸らしつつ


 とにかく、ふみーに本当に三次元の、しかもこんなにカワイイカノジョがいたという時点でありえない話です。
 とかくこの界隈はヤロウばかりであり、しかも「彼女は脳内の水瀬名雪です!」とかいう連中ばかりの集まりであり、ぶっちゃけお前ら甲斐性無しすぎるだろうという集団でありますので、カノジョ率は著しく低いのです。
 私などは先日、IRCでぴろりんに冗談で「ボク、実はカノジョいるんだよネ」と言ったら、0.1秒のタイムラグ「脳内にですか?」と返された男です。おのれ高校生。
 久慈の知っている限りでは、界隈でカノジョもしくはカレシ持ちはこの人(既にゴールイン)とこの人(ゴールイン真近)と、この人(!)くらいのものです。(プライバシー保護のため伏字とさせていただきます、ご了承ください)
 とりあえずこの人にはこのあいだメッセで砂を吐くほどノロケられたので、今度会ったときに刺そうと思います。



 話が逸れまくりましたが、ふみーのカノジョさんと会ってきたのです。
 とりあえず雑記で今日のことを書いていいか聞いた際に、


「えっと、いいですが、私のことはなるべく伏せてください……」


 と、ものすげーかわいくお願いされたので、カノジョさんのことを書けないのが残念です。
 無論、その間ふみーは始終ニヤケまくりでした。首四の字を仕掛けたいのをぐっとガマンしつつ談笑していたわけですが、さすがの我慢強い久慈光樹も度重なるイチャツキ具合に何度もキレそうに。



 具体的には――





「せいろ蕎麦注文しようか」(ふみー)
「いいよー」(カノジョさん)
「キミ、1つぜんぶ食べられる?」
「ん、わかんない」
「じゃあ半分ずつ食べようか」
「うん♪」







 
キエーーーーッ!




 ここどこのラヴラヴ空間ですか?! 固有結界ですか?!
 つかキミタチ目の前にわたしが座ってるの見えてますか!





「キミ、ワサビ駄目だったよね」
「うん、でもそらさんが入れたいなら入れてもいいよ」
「ううん、いいよ、一緒に食べよ」
「うん♪」





 
キエエェェーーーーッ!!





 
もうボク帰ゆーーーっ!






 つかカノジョさん! 騙されてますよあなた!
 貴女のカレシであるところの文月そらさんというのは、こういう人です!




22:51 <minorifu> いよいよホロウがでるかー
22:51 <minorifu> 変な設定とかでてこないように
22:51 >MITUKI< セイバーは実は男だった、とかか
22:52 <fuduki> 「何を言っておるか。アーサー王は男に決まっておろう」
22:52 <fuduki> とか断言されるのか
22:52 <minorifu> 言峰が女だったとか
22:53 >MITUKI< 言峰が食っているのは実は麻婆茄子だった、とか
22:53 <fuduki> 衝撃的だな
22:53 >MITUKI< すべてを覆す凄まじい設定だ。
22:54 <fuduki> 言峰に実際聖杯を与えてみたら、イリヤのパンティーを出したとかか
22:55 <fuduki> 槍男(ヤリマン)がホモとかか
22:55 *** sNuf has joined channel #雪の少女
22:55 <sNuf> モエ
22:55 <minorifu> こんばんは
22:55 <fuduki> ヤリマン
22:55 <sNuf> アホが一人いる




 ありえないレベルのアホです。

 そんなわけで、ラヴラヴ固有結界に取り込まれたりしつつ、23時の閉店まで楽しく談笑しました。若干一名血の涙を流していたわけですが、深くは触れないことにします。キエーー!




 別れ際、「文月さんてどういう方なんですか?」とちょっぴりマジメに聞かれたところを見ると、まだ付き合い始めてからあんまり日の経っていないかぽーなのでしょう。
 カノジョさんにマジレスするなら、ヤツは本当にいい男なのでどうか見捨てないでやってください。


 たとえ――

 そう、たとえニーソックスをプレゼントされた挙句、穿いてくることを強要されたとしても(実話、らしい)、文月そらさんはいい男なのです。




 どう見てもヘンタイです。

 本当にありがとうございました。







 ああ、それから当分久慈の前でカノジョカレシの話は禁句なので界隈の皆さんは言動に気を遣うように。

 こういうネタフリをすると血を見るのでご注意ください。
 この真性Mがっ!




 
キエエェェーーーーッ!(思い出しギレ)







 ※ 上記文章には若干の誇張や捏造があります。ご了承ください。




20051101 ホロウ終了(ネタバレあり)





 土日は実家に引き篭もって一歩も外に出ることなくえろげ三昧でした。30過ぎた独身男性としてはある意味とても健康的と言えなくもありませんがとりあえず危機感は覚える今日この頃である久慈光樹です。皆さんこんばんは。おっと、わたしはまだ26でした。

 28日の発売日にゲットしたFate/hollow ataraxia、終了しました。
 達成率は95%弱で、まだちょっと取り逃しがあるみたいなので暇を見つけてちょこちょこ回収したいと思います。

 結論から言ってしまえばまぁ良作ではあるが佳作といったところでしょうか。
 割とよくできたファンディスクだと思いますが、7800円という価格からすると割高感が拭えません。つーかファンディスクの値段じゃねーだろ。残念ながら、価格相応だったとは言い難い内容だったと思います。
 6800円でしたか。それでも高い――よね? 

 ただ問題は、ファンディスクとしても良く出来てはいたが期待していた方向性とは違ってた、という点でしょうか。
 某匿名掲示板にてそのあたりをとてもよく表したレスがあったので引用。




カレーショップに行って「本日のお勧め」を頼んだらスパゲティが出てきた。
美味い事は美味いけど、俺カレー食いに来たんだけど…… 




 言い得て妙だ……


 さてそういうわけで、以下ネタバレにて感想をば。
 完全無欠にネタバレですのでまだ終えてない方やプレイしようと思っている方は自己責任にて。








 とりあえず、キャラの厚遇冷遇がはっきりしていましたね。


勝ち組
 ライダー
 桜
 ギル様
 ランサー
 キャスター
 バゼット
 慎二(ギャグ要員)

普通
 イリヤ
 三人娘
 一成
 美綴
 大河

負け組
 凛
 セイバー
 アサシン(小次郎)
 バーサーカー
 カレン

超負け組、というか中の人違います
 士郎


 という感じでしょうか。
 以下登場人物別に所感などをつらつらと。




士郎

 今回も主人公――と思わせつつ、実は中の人が違ったというステキなオチ。
 いやまぁ解釈はわかるのです、中身にアンリマユがいたとはいえ、士郎自身の自我はあったというか100%ではなかったにしろあれは士郎だったとは思うのです。
 ですが、これは主人公の士郎に思い入れがあるプレイヤーにしてみれば、いわば「騙し討ち」に近い行為だと思います。プレイヤーはFate本編にてあれほど愚直で一途だった士郎が主人公だと信じて疑ってなかったわけで、実は中の人違いましたとか言われても、正直困るんで。
 Fateは伝奇ものなんですから、戦闘などでは主人公がある程度活躍しないとつまらないと思うのです。今回の士郎は固有結界を展開するシーンも無く、それ以前に投影もほとんどなく、唯一の見せ場といったらVSアーチャー戦くらいで、あとはもうただひたすらに傍観者でした。いやマスターの位置付けとしたらそれが正しいのかもしれないが、主人公なんだからさ、もっと頑張りましょう。
 あと今作は特にどのエンド後でもないパラレルルートだと思うのですが、だからこそ、セイバー凛桜との関係が付かず離れずでちょっとつまらなかったです。ですがまぁこれはファンディスクとしては仕方が無いところなのかも。





 まぁ一番の負け組は士郎であったわけですが、凛の扱いも酷かった……
 つーか中盤過ぎるまで出てこないってどういうワケですか? 出てきてもなんかお笑い担当っぽくてあまり見せ場も無いし。
 倫敦での生活やバゼット嬢との因縁など、いくらでも話を膨らませる要素はあったと思うのですけどねぇ。そのあたりの面白そうなところはあんまり出てきませんでした。残念。
 何より、アーチャーとの絡みがほとんど無かったのが辛い。
 いやわたしはいわゆる「弓凛」というのは大嫌いなんですよね、凛とアーチャーは良きパートナーであって、恋愛感情とか入り込む余地は無いと思っているのです。今回ホロウで一番懸念していたのは公式で弓凛をやられたら困るという点だったわけですが、ここまで絡まないとは思ってもみませんでした。もう少しパートナーとしての2人を描いても良かったのではないかと思います。
 それからあのマジカルルビーの衣装はあそこだけというのは勿体無いほどアホだったと思います。今度のFate本の表紙はあの衣装でキマリだっ!
 あとウォシュレット初体験でトイレで絶叫し、あまつさえオシリを押さえて殴りに来るシーンは絶頂。



セイバー

 まぁ凛の扱いも酷かったが、日常のエピソードがほとんど食い物関係だったセイバーに比べればまだマシだと思うのです。
 つかセイバーに関しては、なんか出来の悪い二次創作みたいでした。食い物関係以外のエピソードあったっけ?
 戦闘に関しても見せ場はアーチャー戦だけであり、バゼット戦はフラガナック描写の踏み台にされるわラストの戦闘は雑魚相手で描写もやっつけ風味だわと、ヒドイ扱いでした。
 わたしゃセイバーファンというわけじゃないので別に構わなかったのですが、ファンの方からすれば納得できないだろうなぁ。ファンディスクにファンが納得できないというのは、ある意味致命的なんじゃないでしょうか。
 確かにセイバーはあんまり話を膨らませ難いキャラだとは思うのですよ、あのとおり生真面目な性格で融通がきかないので他キャラと絡ませ難いですし、エピソードとしてはFate本編で閉じてしまっているので新たなエピソードを付与することは難しいですし。ただそこは公式なのですから、もう少し上手くやって欲しかったと思います。いちおうメインヒロインなわけですから。
 あとセイバーに関して一番納得できなかったのが、後日談。いや達成率100%になってないのでまだ見ていないんですが、ネタバレスレの内容を総合してみるとえらいことになっている模様。普通にセイバーが現界してるってなにさ。
 学校イベントやラストの戦闘におけるあの伏線はなんだったのか? 偽りの4日間が終わってしまえばもう二度と会えないと悟り、それでも士郎が望むのならあなたの剣であり続けると夕日に誓ったあのシーンは何だったのか? 普通に現界していられるなら4日間を終わらせても何の問題もねーじゃん。意味がわかりません。
 Fate本編で彼女が現代に残るセイバーエンドが無かったのはとても秀逸だったと思うのですが、その感動を根こそぎひっくり返された気分です。下手くそな二次創作を公式でやってんじゃねーよ。





 桜は良かったです。わたしゃあんまり桜好きじゃなかったのですが、芸風の広さ的に今回は非常に良かった。
 皆でプールのイベントとか、慎二と一緒に桜の日記帳を盗み見るイベントとか、桜はお笑い芸人として輝いていました。いや誉めてる。
 桜の扱いも非常に二次創作的であったのですが、セイバーと違ってよくできた二次創作でした。黒化ネタすらも惜しげ無くギャグ投入し、桜=汚れ芸人という地位を確立しましたな。いや誉めてる、ほんとに。
 なにげに日常パートについても桜は良かったですね、日常の象徴という位置付けをキープしつつ、弓道部の部長として一回り大きくなった姿を見せてくれます。
 何より桜の株が上がったが、ラストの衛宮家防衛戦でしょう。つーかあの衣装は反則に近い。
 魔術師としては未熟な技量を補うために、あえて黒化の力を使って敵と戦う桜。少しでも油断すれば黒い力に堕ちてしまう彼女を象徴するように、左腕だけを覆っているあの黒衣。もうなんというかこの燃えこそがFateであり、Fateは燃え展開がなければFate足り得ない。
 いやあのシーンのあの衣装はカッコ良かった。
 あとドレスと水着がえろ過ぎですが仕様です。



ランサー

 今回のランサーは見所満載。Fate本編でもカッコ良かった彼ですが、今回はそれ以上でした。
 VSバゼットでの彼は漢すぎる。やはり前マスターのバゼットが登場した以上、彼との戦闘がなければ嘘でしょう。クー・フーリンである彼の神話から鑑みるに、主であり女性であるバゼットとの戦いは凄まじい葛藤があったはずなのに、それを表に出すことなく、傍から見れば冷酷とも思えるほどに淡々とバゼットを殺す様は鳥肌が立ちました。結局は相打ちだったわけですが、そうなることを解っていたからこそ、彼は彼女と戦ったのかもしれません。
 あの胸を裂かれたランサーの立ち絵は、全キャラ通して本作で最もカッコ良かった立ち絵だったと思います。
 なにげにファーストインプレッションのイベントもお気に入り。例え敵であろうと必要が無ければ戦わないと言うランサーに、去り際、だが裏を返せばたとえ親恋人であっても必要とあれば殺すと言っているのだ、と悟る士郎。すげぇカッコいい。
 お笑い要員としてもランサーは秀逸でした。つーかあれほどアロハと釣り竿の似合うサーヴァントは他にいまい。
 こういう「普段は三枚目だけれど決めるところはビシッと決める」というキャラに弱いのですよ。
 とにかく今回もランサーは素晴らしかった。



ライダー

 今回最も優遇されていたのがライダーでしょう。とにかくギャグもシリアスもバランスよく数多くのエピソードがあり、ライダー好きにはたまらない出来だったと思います。出すぎてウザイくらいだ。
 過去話はあまりライダーが好みではないわたしでもグッときました。というか今回の最萌えキャラはライダーの二人の姉だった(ステンノとエウリュアレ、だったか)凛を軽く凌駕するツンデレっぷり。やはりツンデレの基本はツンなのだということを体現した素晴らしいキャラだったと思います。割合で言ったらツンツンツンツンデレツンツンくらいです。
 普段はライダーを苛め抜く姉ですが、その実、怪物として島に追われたライダーが淋しがらないように一緒に島に来てくれるあたりがデレ。
 その姉二人を結果的に自らの手にかけてしまったメドゥーサのエピソードは、今回もっとも素晴らしいエピソードだったと思います。
 あと自転車で街を爆走するライダーが超ステキ。正に暴走特急。
 今回、サブシナリオという形とはいえ、ライダーが実は士郎に好意を抱いている、という設定を出してしまったのは完全に失敗だったと思います。というかそれはユーザーに媚びすぎだろうきのこ…… こうなんでもかんでも主人公に惚れているみたいな設定は、あまりにも安直過ぎる。今後量産されるであろうライダーSS(もしくはハーレムSS)が目に浮かぶようで非常にアレでした。
 えろシーンがあるのはいいのですが、そこで士郎にベルレフォーンを使い、それで士郎が(性的に)パワーアップしてるのには大爆笑しました。人にも効くのか!



キャスター

 今回、スタッフに最も愛されていたキャラ。全キャラ中表情パターンが最も多いキャラです。
 いやベタですが新妻キャスターは良かった。二次創作で使い古されたネタとはいえ、やはり良いものは良いのです。ノロケるキャスターがとても良かった。あとなにげに耳がぴこぴこ上下に動くあたりがすげーモエでした。
 キャスターと宗一郎は、本編では死んでしまっているルートでしたね。だから二人はこの4日間が終わってしまうと存在することができない。そしてそれを、キャスターは最初から悟っていた。
 このあたりの悲壮感が素晴らしかった。基本は陰湿な策謀家である彼女ですが、今の状態に完全に満足しているかに思わせて、積極的に協力しないまでも士郎を妨害しない。彼女にとって士郎は、いまの幸せな生活を奪い去る死神に他ならないわけですから、妨害をしてもおかしくないにも関わらず、彼女はそれをしない。
 宗一郎がそれを望んでいない、ということもあったでしょう、ですが彼女はきっとこの夢のような、でも所詮は夢でしかない4日間にはいつか終わりがくることを受け入れていたのだと思います。
 というか最終決戦での彼女は強すぎるんですが! 誰だよ、キャスターがサーヴァント最弱とか言ったの! 上空から攻撃衛星のように極太レーザービームをドカドカ降らせるキャスターは超ステキでした。
 惜しむらくは神代の過去話が予想以上のものではなかったことでしょうか。もう少し神話から踏み込んで、メディアという人物を身近に感じられるエピソードになっていれば、更にキャスターの株が上がったと思います。残念。



葛木宗一郎

 宗一郎は今回いい役所でしたね。
 あい変わらずなにを考えているか解らないキャラなのですが、今回はほどよい塩梅に補完されていて好感が持てました。大河と歩いているところをキャスター&士郎にストーキングされるあたりは爆笑イベントだったのですが、そこで語られる彼の現在の心境はとてもくるものがありましたね。
 過去も補完されておりましたし、死に際もしっかりと補完されており、それでいて葛木宗一郎というキャラの印象はいささかも変わることなく上手く語られています。
 恐らく宗一郎は今作においてもっとも幸せな男でしょう。デレデレのキャスターと新婚さんだし。でもだからこそ、この4日間の終わりに際して最も悲劇的なキャラだったと思います。やはり彼とキャスターには悲劇が良く似合う。
 ラスト、小次郎に背中を任せての共闘は鳥肌モノ。さすがセイバーを素手で倒した人間です、サーヴァントと肩を並べて戦ってもまったく遜色が無い。凄い男だ。



小次郎

 出番があまりないのは、未だ山門に縛られる身ですから仕方が無いとして、あの秘剣・燕返しが見られなかったのは非常に残念。というか今回、宝具を解放したのってセイバーとランサーくらいでした。(いやある意味ライダーもなんだが……)
 宗一郎&キャスターとの共闘も、最後まで軽口を叩きながらというあたりが非常に彼らしい。
 できるなら、もう少し彼の見せ場が欲しかったように思います。



アーチャー

 今回はあまり出番なし。
 VSセイバー・士郎の場面は文句なしにカッコ良かったです。つか橋を渡ろうとしてどてっ腹を打ち抜かれたときには、「遂に出た!」と思いましたね。やはりFateにはアーチャーが出ないとお話になりません。
 アーチャーとの遠距離戦闘は、本作でも1、2を争う名場面だと思います。
 ブロークンファンタズムで狙撃してくるアーチャーに対抗するため、最後に残った令呪を使いセイバーを飛ばす士郎。超高速の中、自動追尾する矢をかいくぐるセイバー。そして着弾するブロークンファンタズムを、ロー・アイアスを投影して防ぐ士郎。切り伏せられ、笑って消えるアーチャー。
 いやもうなんというかスピード感が素晴らしかった。やはりああいう戦闘を書かせたらきのこは天下一品だと思いました。これぞFate。
 いやまぁそれ以外のアーチャーはグダグダでしたけどね。ギャグについてもキャラを崩せていない分、ぜんぜん面白くない。唯一、ランサーとの絡みで釣りのイベントだけは爆笑モノでしたが、あれはランサーがいてこそだしなぁ。
 最後の戦闘で凛とコンビを組むところはとても良かったのですが、肝心の戦闘場面を描かないのは腰砕けでした。彼の宝具でありFateのテーマとも言えるアンリミテッド・ブレイド・ワークスの発動も結局一回もなく、不完全燃焼ですよ。
 つーか彼のモトは士郎なんですから、凛だけじゃなく他のどのキャラとも絡める非常にオイシイポジションなんですから、もうちょっとそれを活かして欲しかったです。特にセイバーとはほとんど会話も無く、なんでやねんと。せっかくのオイシイ素材をこんなオイシイ世界観で、どうしてオイシく料理しないのかと。彼に関しては不満だらけだ。



イリヤ

 びみょー……。
 扱い的には悪くなかったのですが、いかんせん新コスチュームが水着だけってのはどうにもなりません。
 最初からすべてを知っているキャラだけに、下手にストーリー絡むこともできず、結果としてほとんど城に引き篭もっているだけになってしまったのは非常に勿体無いと思います。
 キャラクターとしてはちゃんと描写されており、理解度がより深まりました。彼とキリツグとの関係が少しだけ深く明かされたのは大きいですね。今回のホロウは事前に懸念していたような、既出の二次創作への影響度合いというのは割と低かったと思うのです。歌月十夜でレンが喋らないことが明かされたときの月姫二次創作界の混乱といったら笑えましたからな。そういう意味では、イリヤを含めたアインツベルンとキリツグの関係というのが一番の収穫だったように思います。
 それからセラとリズのメイド二人もなかなかいい味を出していたと思います。



ギルガメッシュ

 絶頂。
 ある意味、今回の一番の勝ち組。ショタ属性付きヘソ出し英雄王。
 いや彼に関しては、最終決戦でのカッコよさにすべてを持っていかれた感があります。
 最終決戦での戦いは、彼に限らず本当にカッコよかった。あのカタルシスはある意味UBWでの士郎VSアーチャー以上のものがありました。

 迫り来る幾万の軍勢をたった一人で迎え撃つ凛、そしてそれを援護するため遂に赤い衣を身に纏ったアーチャー。
 寺を守るためにお互いに背中を預けて戦う宗一郎と小次郎、拳と剣が圧倒的な威力を持って押し寄せる敵をなぎ払う。そして上空から降り注ぐキャスターの極大魔術。
 衛宮家を守りつづけるライダーを援護する、左腕だけ黒衣を纏って黒き力を解放する桜。
 その二人をあわやというところで助けるバーサーカー&イリヤ。だがお前らが一番家を破壊しているぞー。

 そして遂に、真打登場――

 そんな描写に、最後はセイバーか王道だなと思わせつつ、現れたのは金色の英雄王。
 一生に一度の戯れだ、と言い放ち、打ち込まれる乖離剣。

 これはもう意表を衝かれまくりであり、それを上回るほどのギル様のカッコよさ。
 もうなんというか最後の最後で美味しいところをぜんぶ持っていってしまいました。
 その後に控えていたのはやはりセイバーだったのですが、ギル様ショックと手抜き描写からあんまり印象に残らないという哀れっぷり。ヒドイやきのこ先生。あとランサーは思いっきりサボってました、仕事しろよお前。
 なにげに子供に大人気というお笑い設定も追加され、もはやギル様向かうところ敵なしというアリサマです。



バゼット

 どう見ても龍虎の拳のキングです。本当にありがとうございました。
 うーん、確かに勝ち組でありもう一人の主人公という位置付けは美味しかったのですが、いかんせん中途半端。
 いや、あの格闘スタイルであるとかフラガナックであるとかはカッコよすぎであるわけですが、最後の最後でラスボス足りえなかったあたりが中途半端という印象の主たるものでしょうか。
 つかどうしてラスト戦わない? あそこまで覚悟を決めて立ちふさがった以上、一戦もせずお終いというのは展開的にありえないと思うのですが。
 それからいくら神代の宝具を保持しているとはいえ、最強のサーヴァントであるセイバーを一撃で倒すというのは明らかにヤリスギ。フラガナックの強さを演出したかったのでしょうが、結果としてセイバーを踏み台にしただけで終わってしまっているような気がします。
 彼女の延々と続く心情描写はちょっとうざったかったですね。彼女とサーヴァントであるアヴェンジャーとの繋がりも、描写が希薄すぎてラストに説得力がありません。
 ラスト生きていた、というのも明らかに蛇足。確かに意表を衝かれはしましたが、それによって打ち消された物語全体を通しての悲壮感みたいなものは非常にもったいなかったと思います。
 彼女はラスボスとして立ちふさがるのではなく、やはりランサーに倒された時点で退場するのが一番美しかったのではないでしょうか。



カレン

 新キャラなのに、いらない子。影の薄さは天下一品! 三人娘にも負けてるぜ!
 登場が非常に印象的だっただけに、尻つぼみというか肩透かしというか。
 というか本線唯一のえろ要員でした。わんわんだったのは素晴らしいことですが、ほんとにこう、なんかいてもいなくてもいいキャラでしたな。
 いやまぁ位置付け上日常パートには出て来れないキャラであることが彼女の不幸であったと思います。ラストでアンリマユと一緒に階段を上っていくあたりは確かに見せ場ではあったのですが、そもなぜそこまでアンリマユと仲良しさんになったのかがそもわかんね。
 アンリマユがなんというか概念的な位置付けで、一個の人物としてピンと来なかっただけに、彼と交流するバゼットとカレンは割を食っているように思います。
 というか本線の新キャラであるバゼット、カレン、アンリマユについては、たったこれだけの丈の物語でFateレギュラーとタメを張らせるのはムリでしょうに。前作から名前だけは登場してたバゼットはともかくとして、カレンに関しては完全に浮いていたように思います。
 これでもうちょっと、ランサーや子ギルとの掛け合いみたいなものがあれば、また違ったと思うんですがねぇ。
 もったいないなぁ、キャラとしては悪くないのに。スカート穿いてないし。



慎二

 学校での一成とのイベント、港で体育座り、桜の日記帳イベント、そして花札を経て、完全にお笑いキャラとして開花した慎二。
 すごいぜワカメ! イロモノキャラ一直線だぜ!
 ライダーやギル様とはまったく別の意味で、今回一番の勝ち組かもしれません。哀れな……



 こんなところでしょうか。
 三人娘とか大河とか一成とか美綴とかは、まぁ普通。というか三人娘の黒豹は凄まじくウザかったです。お前もう出てこなくていいよ。
 今回は奈須きのこ氏だけではなく新ライターが書いた部分があるとのもっぱらの噂ですが、そのせいかなんか文章の質が落ちているような気がしました。ところどころあるつまらない文章はともかくとして、ラスト付近の自分酔っ払い文章は奈須きのこ氏であろうだけにやや幻滅。もともとくどい文章の人でしたが、ここまで客観視できない文章を書く人じゃなかったと思うんだがなぁ。後半はそれが鼻について、ぜんぜん物語に集中できませんでした。
 ですがまぁ、戦闘シーンは相変わらずのスピード感とカッコよさで大満足です。アーチャーVSセイバー&士郎、バゼットVSランサー、そしてラストバトル、この3つはさすがは奈須きのことType-Moonだと唸ってしまうほどの出来でありました。
 欲を言うなら、ランサーとアーチャーの再戦であるとか、セイバーとギルガメッシュの再戦あたりも見てみたかった気がしますが、贅沢でしょうかね。

 まぁいろいろと文句も書きましたが、Fateをプレイした人であれば間違いなく楽しめると思います。ちとコストが高いような気もしますが、勝手も損は無い出来なのはさすが。
 ちょっとこう頑張って、FateSSを書いてみようかなぁという気にさせてくれる良作でございました。



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