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20040123 サンクリ販促




 聞いてください。
 今日、社長室に呼ばれたんです。
 やっべーなんかやったかな私、なんて戦々恐々しながら行ったんです。
 そしたら――


「久慈クンはもう28か、そろそろ結婚せんといかんぞキミィ」


 ダマレジジイ


 顛末を事務姉に話したら、バカ笑いされました。


 笑ってんじゃねーよこの同い年が


 くそぅ……






 というわけで掴みの凄惨な話も終わったところでこんばんは、久慈光樹です。


 今宵は残り2日に控えたイベント参加の販促をば。
 なんかもうコミケ以外の告知は遅いにも程があるという印象ですが、まぁひざうえだし。


 そういうわけで、きたる1月25日の日曜日サンシャインクリエイション22に参加いたします。ブースはA-21b
 詳細はサークルサイト及びすなふリーダーの日記をご覧下さい。


 というかリーダーはいったいどうしたんだっ! なんか販促の文章がメチャメチャ素直だぞオイ!
(←ひざうえの人たちが締切破ったからです)」などと自己ツッコミするような初々しい文章を書くような人は、すなふさんじゃないっ! おまえニセモノだろっ!



 まーとにかく、新刊はありません。残念ながら。
 それどころか、すなふリーダー昼過ぎにならないと来れないかもしれません。くそっ、ウラギリモノめっ!



 しかし! 今回は売り子さんとして強力な助っ人を用意しています!


 どさくさに紛れて、ひざうえ10せんちのメンバー的な位置付けに引きずり込んだ彼がっ!
 そう、昨年の夏コミなどは、前面にえろ表紙、背面に「ひざうえ10せんち」とプリントされた自家製Tシャツを自ら纏い、ぜんぜん見も知らぬサイトの管理人さんをして「なんかすごい怖いお兄さんが前を歩いてた……」と絶句せしめた敬愛すべきオオバカヤロウであるところの雅大使さんがっ! 我らのサークルの! 売り子にっ!
 彼はロリコンでメカフェチという、言わば哺乳類失格的ダメ人間であるわけですが、彼から手渡しで本を買ったとしても別に捕って食われはしないので大丈夫です多分。
 てめーまたブース前でナンパとかしやがったらぬっころすからな。


 本来であれば彼一人だけでもお腹いっぱいというところですが、この上さらに! 強力な助っ人がっ!

 ひざうえ配布物、文庫系表紙で御馴染みのあのカゲロウお姉さんにっ! 売り子をしていただけることになったのですっ!
 カゲロウさんといえば、久慈がいまもっとも尊敬する絵師さんの一人であり、配布物における繊細なタッチと奥深いストーリーに久慈はトリコといっても過言ではありません。
 そんな尊敬するカゲロウお姉さまに売り子を頼んだ経緯には、今回ひざうえが彼女の本を委託販売するという件があります。
 その際のメールでのやりとりを一部抜粋しましょう。



「サンクリに参加されるとのことなので、厚かましくまた委託をお願いしたいのですが・・・」
「無論、大歓迎です! その代わりにネコミミとネコシッポ付けて売り子してもらうけどな」
「やりゃいいんだろやりゃっ! ああやってやるよっ!」



 ああ、なんという心温まるやりとり。心が洗われるとはこういうやり取りのことを言うのでしょう。

 とにかくも、そういう事情によりサンクリひざうえ10せんちブースであるところのA-21bには、当日にゃんこ娘さんが出現します。勝手に写真とか取ると激昂したカゲロウさんにハイキックくらって昏倒するやもしれませんので、当日は十分ご注意ください。


 カゲロウさん所属のサークル花楠さんからの依託物情報は以下のとおり。



『LittleFlower』
 シャーリー、オフセットB5、44ページの漫画本。
 配布価格は600円です。

 私も読ませていただいたのですが、なんというかヤバイだろこれ。わたしゃ原作のシャーリーはあまり好きではないんですが、カゲロウさんの描かれる14歳メイドは身内贔屓を差し引いたとしてもかなりヤバイ。
 これ読んで雅さんがアバレ出したらあんた責任取れよ。>カゲ姉



 さぁ! そんなわけで泣いても笑っても決戦は日曜日です!
 みなさん日曜は池袋サンシャインシティ展示A-21bまでぜひ足をお運びくださいましね。
 スーパーダメ人間とにゃんこ娘さんとそれに怯えて隅っこで小さくなって震えている久慈光樹がお出迎えいたしますよ?


20040118 ノーコメント




16日

<陸自先遣隊出発>1月末にも施設部隊を派遣
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040117-00000063-mai-pol

犠牲者出たら「首相辞任を」が6割=自衛隊派遣で時事世論調査結果
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040116-00000040-jij-pol

<社民幹事長>改憲議論に柔軟姿勢 前文と9条以外
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040117-00002003-mai-pol



17日

<自衛隊派遣>改憲論加速は必至 9条との矛盾拡大
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040117-00000153-mai-pol

<武器輸出3原則>見直し論議に古賀元幹事長「戦前に似ている」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040118-00002057-mai-pol



18日

陸自先遣隊到着、大きく報道=「自衛のため武器使用も」−クウェート紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040118-00000382-jij-int

バグダッド北方で爆発、米兵の死者計500人に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040118-00000510-reu-int

自爆攻撃、20人死亡 イラクの反米武装勢力
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040118-00000136-kyodo-int

自公幹事長「死傷者出てもすぐに撤収せず」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040118-00000205-yom-pol

<通常国会>19日から開会 イラクと憲法改正が争点
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040119-00000048-mai-pol



20040116 許すマジ




 男には、立ち向かわねばならぬ時があります。
 そう、たとえ相手が一升瓶片手にポン刀振り回すバイオレンスソルジャー(想像)であったとしても、立ち向かわねばならぬ時があるのです。

 こんばんは、白装束の久慈光樹です。額には「七生報国」のハチマキを締めて決意を固めています。
 いま高屋敷末莉を思い浮かべた方はどうぞお引き取りください。お帰りはこちらです。


 さて、昨日の誉め殺し作戦が功を奏したのか、D.Makiさん大変にフレンドリーな対応をしてくださっています
 人を誉めるのがあまり得意ではない久慈光樹ですが、誠意が通じたということでしょうか。






 とりあえず全員、月のない夜は背後に注意しなさい。

                  (1月16日付 貴公子のひとりごと より抜粋)





 
ひぃっ! 怒ってる! 超怒ってるっ!


 イヤー! 闇討ちはイヤー!





 ……いや、待て。
 16日の日記、よく読むと看過できぬ告白をさらりとされているような……





 無理。風見氏にはアロハひげのおじさんとか言われるし。いや、あんたらと一年二年しか歳変わらないんだが。妹が同じ歳くらい? 

                  (1月16日付 貴公子のひとりごと より抜粋)





 なっ……





妹が同じ歳くらい?

妹が同じ歳くらい?

妹が同じ歳くらい?

妹が同じ歳くらい?

妹が同じ歳くらい?








 
キサマ! リアル兄かっ!








「ちょっとお兄ちゃん! いいかげんそのヒゲ剃りなさいよねっ!」
「うっせーなぁ、これがポリシーなんだよ」
「ポリシーだかポリンキーだか知らないけど、わたしが恥かしいんだからね!」
「コイケヤを敵にまわすような危険発言を……」
「うっさい! いいから剃る!」
「うわっ、てめぇなんだその泡は!」
「髭剃りの泡に決まってるじゃないの」
「剃らねーって言ってんだろうが! そんなに剃りたきゃてめぇの陰毛でも剃ってやがれっ!」
「なっ……!」(瞬時に赤面)
「(ふふん、相変わらずシモネタに弱いやつ)ああ? それともまだ生えてねーか?」
「ばっ……! は、生えてるわよっ! ……はっ!」
「ほっほーぅ」(イヤラシイ笑み)
「なななな……」(超赤面)
「お前も成長してるんだなぁ、お兄ちゃん嬉しいぞ」
「……ぐぐぐぐ……」(超赤面)
「こんど一緒に風呂でも入るか? どんなもんか兄が見てしんぜよう」
「ここここのセクハラヘンタイ野郎ーーーっ!」(シャイニングウィザード)
「ぶべらっ!」(悶絶)






 
許せん! 超許せんっ!



 敵だ! リアル兄はぜんいん敵だコラァ! (超錯乱)




 そういう経緯から、D.Makiさんは久慈光樹的仇敵としてロックオンしました。

 ちくしょうっ! 羨ましいぞ!


20040115 在坂さんに書けって脅されたんです……




 先日、私が東京に出張に出ていた日、
D.Makiさんに日記でボコられた。(1月13日付け「貴公子のひとりごと」参照)


 なんということだろう。D.Makiさんといえば、泣く子も黙るどころか血反吐を吐いて倒れてしまうであろうコワイ人として久慈脳内にインプットされているバイオレンスソルジャーだ。そのようなコワイ人からなぜボコられたのか、実は一向に心当たりが無い。

 在坂さんに「D.Makiさんコワイ」と漏らしたのがいけなかったのだろうか。それともD.MakiさんのサイトTOPに飾られている卑猥絵を密かにローカル保存したのがいけなかったのだろうか。

 襟にバッジをつけた黒服に目をつけられたような恐怖、とにかく迂闊なことは書けない。ここで下手を打とうものならコンクリ詰めにされて東京湾に投げ込まれかねぬ

 私と同一人物として目されているところのTKさんのサイトにも行ってみた、日記があったので読ませていただいたのだが――





 ヤバイ、この人もなんかコワイ人っぽい……




 なんということだろう、既に
D.Makiさん在坂さんというコワイ方々に目をつけられているというのに、そのうえ更にTKさんにまで目をつけられたら…… 間違いなく末は樹海か東京湾か、という事態になることは必至。どうにか手を打たねば私に明日はない。


 とにかく状況は予断を許さない。
 ここは少しでもD.Makiさんの心象をよくするために、正面きって誉めてみるという策に出ることにした。人間誉められて悪い気はしないだろう。


 まずはサイト構成をお誉めすることとする。
 ここはTOPをみて真っ先に思い浮かんだこの言葉でお誉めしてみよう。






「ナイスぱんつ!」





 ダ、ダメだっ!

 TOPにいただきものの卑猥画像が鎮座されておりそれが非常に気になってしょうがないというかどこをどう見てもえろサイトだろ、とたとえ思ったとしても、それをバカ正直に相手に告げてどうするのか!


 こんなことではダメだ。
 ここは同じSS書きとして、SSについて触れてみるという案で行こう。

 最初からこうすべきだったのだ、彼の第三回かのんSSこんぺ作は非常に良かったのだから。
 ここはだらだらと感想を垂れ流すのではなく、今後の彼のSS作家さんとしての展望を期待するような簡素にして的確な感想を投げかけてみることにする。

 そう、こんな感じだ。





「えろSSまだですか?」





 ダメだダメだっ!

 こんなこと書いたらポン刀持って襲い掛かられてしまうじゃないかっ!
 イヤー! ナマスはイヤーっ!



 万策尽きたところで名案が浮かびました。



 
風見さんを贄に差し出しゃいーんじゃん。


 これで万事解決です。めでたしめでたし。






 ああ、あとぜんぜん関係ありませんが。

 それボクのせいじゃないもぅん。1月13日の日記参照

 

20040114 代理雑記 第十四回 るろおさん






 ども、代理雑記の指名を受けてから2ヶ月近く放置しやがったぱんつ大臣と申します。
 もしかしたら「るろお」とか言う人が中に入ってたりする絵描きです。適当に扱って下さい。

 さて。こうして指名されたものの何を書きゃーいいか判らない訳ですよ。
 それにそれに、文字書きさんに文章見せるのが凄く恥ずかしいのもある訳でして。ええもーホント。
 文字書きの皆様は絵描きに絵を見せる事になった自分てーヤツを想像すれば、素敵に羞恥プレイな大臣的心境をお察し頂けるかと。ちうか今気づいたんですが公開羞恥プレイだったのですか? コレ。

 ともあれ。
 絵でも描いてお茶にごそーとか思った訳ですが、ちょっと中の人の都合(これもお察しを)で、お時間とか無かったりなんかして絵の一枚も描いちゃいねー訳なんですよ。うわ最っ低。
 こんなんじゃー久慈さんのスタンド「イモート・ザ・マウントポジション」にいつ殺られても文句は言えねーちうか妹より姉だろうが畜生! あ、そーだ久慈さんに言いたい事あったんですよ、大臣。


 大臣的に久慈さんに言いたいこと『 ぱんつは控えめに 』

 IRC「雪の少女」に行ったりすると久慈さんの第一声が「ぱんつ」とかだったりする訳でして。
 信じられますか? 挨拶が「ぱんつ」ですよ? 


るろお「こんばんは」
久慈 「ぱんつ」


 アレです。もし私が幼女誘拐大臣とかだったら挨拶が「幼女誘拐」とかになるのでしょうか。
 て。んなこたーどーでもよくて、久慈さんは気軽にぱんつぱんつ言い過ぎだと思うんです。
 こうなんちうか、希少性っちうものを考えていないのですよ。
 想像して下さい。萌え系エロゲのお嬢さん達が最初から脱いで現れたら興冷めでしょ?
 最後に脱ぐからこそ、その過程が良いんじゃーないですかーちう感じ?
 結論として希少性を高めるために普段は控えること、コレ大事なポイント。
 普段は控えめにアンダースコートにしましょう。


るろお「ボンジュール?」
久慈 「アンダースコート」


 うわメチャおされ風味。素敵っぽくね? ぽくね?
 私の通り名もミニスターアンダースコートとかにしちまえば、紳士度も増大。カクイイ。
 て、あーもう12時だ。
 文字書きさんに文章見られるなんて……大臣恥ずかしくて……うう……
 とかなんとかウブっぽくキャラ立てた癖にダラダラ続けたりもー何が何だか判らねーよ畜生。
 御免なさい久慈さん落ちませんでした。

 

 





 ぱんつ大臣もうすっかり代理雑記のことなんて忘れてると思ってたので、正直意外でした。なにげに律儀なるろおさんステキ。ごめんなさい落ちませんでしたじゃねーよ。
 うっかりIRCチャンネル#雪の少女に顔を出してしまったがために、今ではすっかりえろ絵描きさんとなってしまわれたるろお大臣ですが、もともとはゴスの人です。
 というか角川スニーカー文庫より『ムシウタ』絶賛発売CHU! 表紙絵挿絵を担当なさっているるろおさんにみんなでファンレターを出そう!
 「もっとえろくしてください」とかなっ!


 さて、次回イケニエですが、某チャットでお知り合いになりそのうちに蟹をゴチになろうと久慈が密かに企んでいるところのロシア在住美鈴まさきさんに決定。蟹……

 というわけで美鈴さん、よろー。

 

20040112_2 メールフォームの話




02:26 >MITUKI< ううっ
02:26 >MITUKI< メールフォーム、利用してくれるのは月夜お姉さまだけや……
02:28 <hekiro> メールフォームなんてあるんだ、久慈さんところ
02:28 <hekiro> それすら知らなかった、すまん(^^;
02:28 >MITUKI< うわーん!
02:29 <madman-X> ああほんとだ!
02:29 <madman-X> ワシも気づかんかった
02:34 >MITUKI< くっそー……
02:34 <Raise> うお
02:34 <Raise> こんなとこにメールフォームあったのか
02:34 <hekiro> 凄い非周知徹底度合いだ…
02:34 <hekiro> いっそここまで知られていないと爽快感すら覚える
02:34 <sNuf> うむ、知らなかった
02:34 <madman-X> さりげなさ過ぎて全然気づかなかったよ。ほんとに。
02:34 >MITUKI< 身内全員知らねーじゃねーか!
02:35 >MITUKI< どういうことだ!
02:35 <Raise> いつも画面外だよここ
02:35 <Raise> 下の画像で終りだと思ってた
02:35 >MITUKI< くそっ、雑記のネタにしてやる……
02:36 <hekiro> まああれだ
02:36 <hekiro> この面子が改めてメールフォームで伝えたいことなんて
02:36 <hekiro> きっとろくなことじゃないぞ(笑)
02:37 <Raise> チャックが開いていてよ
02:37 <Raise> とかこっそり教えたい事ぐらいだな
02:37 >MITUKI< チャックと言えば、だ
02:37 >MITUKI< 30日、新宿でチャック全開でバスターミナルまで歩いた……
02:38 >MITUKI< 気を失うかと思ったぞ、気付いて。
02:39 <hekiro> 新手の羞恥プレイか
02:39 <sNuf> それは気付かなかった
02:39 <sNuf> 気付いたら、放置したのに
02:39 >MITUKI< 山の手でも全開だったということか……
02:39 <madman-X> ちがう
02:40 <madman-X> ちゃんと証拠写真とらないと!
02:40 <hekiro> 女性の前で『久慈さん、全開ーっ』と叫んでみるとか
02:40 <sNuf> あの日はぐだぐだに疲れてたからな
02:40 <hekiro> いつもだろう
02:40 >MITUKI< うむ、死んでた。
02:41 >MITUKI< 山手線で駅員に起こされたのは初だぞ。
02:41 <Raise> あはははははは
02:41 <madman-X> 夜じゃないからまあいいじゃん
02:42 >MITUKI< いつから開いてたんだろう
02:42 >MITUKI< まさか、会場からか……?
02:42 <hekiro> なら問題ないだろう
02:42 <hekiro> あそこなら誰も男の隙間なんぞ気にしない
02:43 >MITUKI< コスプレの一環と思われてたらどうしよう……
02:44 <madman-X> まんれぽに書かれてたりしてな。
02:44 <hekiro> 『チャック全開の疲れサラリーマン発見!』
02:44 <hekiro> みたいな
02:45 >MITUKI< くそぅ、ひとごとだと思って……




 い、いや、チャックの話はどうでもいいんですよ。

 問題は、身内のうちで誰一人たりともTOPに設置したメールフォームに気付いていないということですよっ!
 設置したのなんて去年の11月くらいだっつーの!
 気付けよお前らっ!

 え、えーと、まさか閲覧者の方々も気付いていなかった、なんてことないですよね……?


20040112 バカなっ!




ムチャすぎるっ!




 何事だこれは。

20040111 またスクランネタかよ




 誰がダメ人間だ。


 というわけで、仮面の男さんの日記にときどきさらりと出てくるイモウト自慢に枕を涙で濡らしつつ、次の機会にもオールに拉致ってやると堅く心に決めた久慈光樹です。どうも皆さんこんばんは。


 身内から「キミはきっと3日で飽きるだろう」「いやむしろもう飽きてるに違いない」などと暴言をかまされつつも、未だにスクールランブル熱(むしろ沢近熱)は加熱する一方です。3巻はもう通算で5回は読み直した

 スクランは確かに面白いですが、どうでもいいエピソードが多すぎると言わざるをえません。
 真面目に沢近愛理だけでいいから。他のキャラのどこがいいのかさっぱり理解できぬと言わざるをえません。
 いや、私も実はコミック1巻から買っていた口なんですよ。1巻自体があんま面白くなくて、2巻も然り(雨にヌレヌレの沢近くらいだ)
 3巻が沢近表紙でなければ恐らく買わなくなっていたでしょう。
 そして発売日から10日以上経ってから、なんとなく惰性で買った3巻。




 
ヤバイよこれ……




 播磨の沢近に対する俗に言う「誤爆告白」から、1ページをまるまる使っての飛び回し蹴り(だよね?)に、久慈の心は一気に持っていかれました。
 沢近、なんかすげー普通のおすまし顔で蹴りくれてるんですが……

 そして海編です。
 さりげなく周りをうろちょろする播磨に、素晴らしい三白眼




 
ああ……




 沢近には三白眼! という主張を声高に叫びたい。
 なんか前ページ1コマ目の無邪気な笑顔からは、とても同一人物とは思えないくらいの豹変ぶりがステキの極みです。ゴゴゴゴ…… という擬音がこれほどマッチする絵は稀有でしょう。なんということだ。
 沢近さん、スーパーボールの如く跳ね返っています。懐かしいなスーパーボール。
 そして間になんだかどうでもいいような沢近以外のエピソードを挟みつつ、海です。
 あの胸はもう凶器だろう……じゃなくて、播磨全裸の押さえ込み。これに尽きます。
 なんということか。関係修繕がすでに絶望的とも言える状況の中、更に加速度的に状況は悪化していくばかり。
 「……泳ぐ?」「絶対にイヤ」というやり取りがすべてを物語っています。
 そしてここでも沢近は三白眼。これほど三白眼が似合うヒロインは他にいまい。やはり沢近の真価は三白眼だ。

 そして夜、いろいろあって沢近の蹴りがまた炸裂するのです。というか他どうでもいい。


 沢近愛理は確かにつぃんてぃるで跳ね返りであり、久慈的なニーズにマッチしていると言えるでしょう。
 ですが大事なのはそれだけではありません。
 彼女のミリョクを端的に表しているのが、3巻のカラー扉でしょう。

 そう





 ヤツはえろ過ぎる







 ナニゴトですかあのムネムネは!
 作中できょぬー扱いされている美琴と比べても、明らかに沢近負けてないじゃないですか!
 どういうことなんですかいったい!


 リアル兄が日記で『スクラン好き=駄目人間』の構図を提唱なさっていますが、私はそこに新たな構図を付け加えたいと思います。






『沢近好き=おっぱい星人』





 



 誰がおっぱい星人だ帰れ。


20040110 超お勧めWebコミック




 
擬似親子四コマ (サイト:蛸壺堂さん




 From dusk till dawnさんで紹介されていたので、読んだ方も多いのではないでしょうか。
 未だ読んでいないのならすぐに読むことをお勧めします。
 なんというかヤバイ。全160話の長編なんですが、久慈は読み終えた後に素で泣きそうでした。

 最初のうちは非常にシュールな内容なんですが、そのうちにシリアスに。
 でもギャグ部分も最後まで楽しめます。特に64話あたりは爆笑。食うなよ。





 以下はネタバレなので、読んでいない方は注意。









 いやヤバかった、久しぶりに感動しました。こういう「家族の絆」系のお話にはひどく弱いんですよ。マジ泣きしそうになりました。
 やっぱりキツネでしょう、彼が最高にカッコよかった。
 非力で、少しばかり卑劣で、世の中を上手に渡っていくことのできる彼が、最後に見せた鈍臭さとも言うべき行動。彼、本当にオオカミのことが好きで、彼のことを誇りに思っているんですね。
 心の底で尊敬しているオオカミが、息子という足枷を自らに科して辺境に埋もれてしまうことをよしとしない。肝心のオオカミとの関係を壊すような真似をしてまでも、自分が彼のために良かれと思ったことを行動に移す。
 それはとても身勝手で、思い上がりだと思います。だけどだからこそ、彼の本心からの行動だったのでしょう。
 黒ウサギに対しての彼の行動と台詞、そしてその後のオオカミに対しての説得、世の中を上手に渡ってきた彼には似つかわしくない正論。きっとあれは彼の理想だったのでしょう。自分の器というものを知っているからこそ、その理想を彼はオオカミに求めた。そしてそのためには自分が汚れ役を負うことも厭わない。
 キツネの意見こそが正論であり、正しい道なんだと思います。オオカミとウサギの親子(この暗喩は見事)は自然ではなく、歪な関係ですから。でも最後にオオカミと黒ウサギは親子であることを選択します、矛盾をすべて承知した上で。

 最後の白ウサギとのやりとりにもクルものがありましたね。覆水は盆に返らず、失われてしまった過去は決して戻らない。でもだからこそ、それを取り戻そうと白ウサギの彼は足掻くのでしょう。素晴らしい。


 いやもう本当に思わず語り入ってしまうくらい感動しました。
 いいものを読んだ……


 この話、黒ウサギが女の子だったらよかったのに、と最初の数話は思ってたんですよ。そっちの方が面白いのに、と。わたしゃショタ属性ありませんから、そっち方面はのーさんきゅーだよなー、とかね。
 でも読み終えてみると、娘じゃなくて息子でよかったと思います。これで娘にしてしまうと、家族という主題が今より霞んでしまったんじゃないかなぁ、とか。下手に恋愛要素的なものを入れてしまうと邪魔にしかならないと思います。あくまで親子の絆だからこそ、ここまで感動したのかな、と。
 作者さんそこまで考えて男の子にしたんだなぁ、すごいなぁ。

 ……とか思ってたんですが、どうもサイトにある他の漫画を読むに、単に作者さんがショタコンなだけなんじゃ……
 ……げふっ! げふふふんっ! 素晴らしいお話をありがとうございましたー(目を泳がせつつ


 いやしかしヤバイもん読んじゃったなぁ。
 私ってすげー影響されやすいタチなんで、これはしばらく影響されてしまいそうだなぁ。
 この漫画って、柴田亜美なんですよね。話の構成といいギャグの切味といい柴田亜美の漫画(パプワとか)に非常に良く似ている。柴田漫画が好きな私が気に入るのも道理かもしれません。


 ちなみに碧郎さんにお勧めしたら、速攻でダメ出しくらいました。彼には合わなかったらしい。まぁ彼と好みが相反するのはいまに始まったことじゃありませんが。
 マドマンさんとか、すなふさんとかもきっと好まぬだろうなぁ。これって一見シュールなようでいて、その実すげー青臭い話じゃないですか、彼ら荒みきってるから……

 あ、でも雅さんには好評でしたよ。



02:39 <masa-T> 愛って素晴らしいな
02:40 >MITUKI< ……
02:41 >MITUKI< 雅さん、気は確かか?
02:41 <masa-T> 何を言うか
02:41 <masa-T> 4コマ読んだ感想じゃ
02:41 *** New topic on #雪の少女 by MITUKI: 02:39 <masa-T> 愛って素晴らしいな
02:41 >MITUKI< 凄まじい違和感が……
02:41 <T_Haruka> 同感
02:42 <masa-T> 確かに私のキャラではないことは認めよう
02:42 >MITUKI< というか、どこからどう見てもシモ方面にしか解釈できん。>とぴく
02:42 <T_Haruka> うははは
02:42 <masa-T> きさまら
02:42 <masa-T> プッコロス



 このダメ人間め。


20040109 スクールランブル、おもしれぇなぁ




23:30 >MITUKI< 雅さんは、スクールランブルを読むべきだ
23:30 <masa-T> 読んでますが
23:30 >MITUKI< うむ
23:31 >MITUKI< やはりつぃんてぃるだろう
23:31 >MITUKI< 他いらん。
23:31 <masa-T> キミはそこしか目がいかないのか
23:31 >MITUKI< 蹴るし。
23:32 >MITUKI< 3巻は最高でしたな
23:32 <masa-T> あれは播磨の生き様を楽しむマンガだろう
23:33 <Hukurou> ふむ。どこに連載している漫画なのですか?
23:33 <masa-T> 少年マガジン
23:33 <Hukurou> なるほど
23:34 <Hukurou> 今度チェックだ
23:35 >MITUKI< 沢近に目の敵にされる播磨を楽しむ漫画だろう
23:35 <masa-T> うむ
23:36 >MITUKI< というか沢近ステキ
23:36 >MITUKI< 蹴るし。
23:36 <sNuf> 沢近は狙いすぎでスキくない
23:36 <masa-T> キミそこしか興味が無いのか
23:37 >MITUKI< 「…泳ぐ?」「死んでもイヤ」 のやりとりなど
23:37 >MITUKI< 絶頂。
23:37 <sNuf> 久慈さんてダメだからなあ
23:37 <Hukurou> すさまじー
23:38 <masa-T> 大丈夫だ
23:38 <masa-T> 久慈さん冷めやすいし
23:39 <masa-T> ちょっと前ではトリエラとか言ってたのにな
23:39 <sNuf> 「今月はスクラン月間!」
23:39 <sNuf> その日に終わるとみたね
23:39 <masa-T> うむ
23:39 <masa-T> 終わるだろうな
23:39 >MITUKI< くっ…… ありえる話だけにムカツク


(そして中略)


00:03 >MITUKI< ああ
00:03 >MITUKI< 凄まじい勢いで蹴り倒される播磨が
00:03 >MITUKI< 格好良すぎる……
00:03 <masa-T> なんでこう久慈サンはマゾなんだろう…
00:03 <Hukurou> 何だか久慈さんマゾっぽいですよぅ…
00:05 >MITUKI< 播磨を蹴り倒す沢近と、播磨を睨みつける沢近と、海で播磨をシカトする沢近が
00:05 >MITUKI< サイコウだ。
00:07 <Hukurou> 久慈さんがマゾになってしまった…



 マゾじゃない、帰れ。



 とりあえず私はコミック組なので、沢近の今後の活躍が楽しみで堪らないのですが。
 ああ、はやく4巻出ねぇかなぁ。


20040101_1 全日本青い春選手権! ということにしておきましょう




 新年、明けましておめでとうございます。
 旧年中は閲覧者の皆さまのご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。
 本年も研鑚と精進を重ねる所存でございます。どうぞ今年もよろしくお願い致します。


 さて、初春ということで今日はちょっぴり、いやかなり青臭い話をさせていただきましょう。



 私が初めてSS――二次創作小説というものを手がけたのは、忘れもしない4年前、1999年10月4日のことでした。
 初めて手がけた作は、今も連載を続けさせていただいているKanon二次創作小説『家族』です。
 人より一足遅く「Kanon」という作品に出会い、作中の沢渡真琴という少女のシナリオにいたく感化され、「この世界を私なりに表現してみたい!」そう思って書き始めた24歳の私でした。

 当時の私はまだ社会人としてはペーペーで、いっぱしのプログラマーを気取って世の中の理など何も知らぬ雛鳥でしかありませんでした。ですが漠然とながら、今にして思えば、日々鬱屈していたものがあったのかもしれません。
 私が創作活動などというものを始めたのは、まさしくそんなときでした。

 痕リンクリストさん、Leaf図書館さん、今もお世話になっているおねSS-Linksさん、それから、にわか書店さん。当時WWWに発表されていたSSはほぼすべて読んだと思います。仕事中だろうと家でであろうと関係なく、貪るように読みました。まるで日々の鬱屈から逃避するかのように。
 自分で書き始めたのには、何かきっかけがあったわけではありません。ただなんとなくテキストエディタを開き、ただなんとなく自分がKanonという作品から受けた感動を妄想に変えて書き連ねた。私の処女作『家族』はそんな風にして、1999年10月4日の一日だけで完成しました。
 専門学校卒、それもコンピュータ系。日々の仕事もプログラムソースやフローチャートとにらめっこをする毎日。当然ながら文章技法であるとかそういった取り決めごとなど何も知りません。三点リーダーは「・・・」でしたし、台詞の終わりに句点を置くことにも何も疑問を抱いていませんでした。「やりたい放題」そんな言葉がぴったりくるような、いま読み返すとどこかに旅に出たくなるような、そんな恥かしい作でした。

 書いている最中、私は書き上げることができたらそれで満足できるものだと思っていました。
 高校時代の私はそれができていたんです。読書が趣味という何の面白味がなかった高校時代の私は、当時の似非文学少年の多くがそうだったように自作の小説を大学ノートに書きなぐっているような少年でした。誰に見せる勇気も無く、明らかに今まで読んだ小説の模倣でしかない小説モドキを書いて悦に入る。今回もそうだと思っていました。
 ですがいざ書き上げた後、私はそれだけでは満足できなくなっている自分に気付きました。
 あのときの強烈な衝動――そうあれはもう欲求ではなく「衝動」と言ってもいいようなものでした――は今でも鮮烈に覚えています。


「自分が書いたこのSSを、誰かに読んでもらいたい!」


 そうして私は身の程知らずにも、当時投稿SSの聖地であったにわか書店さんに、このろくに推敲もしていないような荒削りな作を投稿したのです。



 ニ、三日して、毎日にわか書店をチェックしていた私は更新されていることを知ります。
 逸る心を抑え、当時はまだ傍流でしかなかったKey投稿作品のページを開き、自分の投稿した作が間違いなく掲載されていることを知り。
 そして、心臓が止まりそうになりました。

 本当に、私の書いた作が掲載されている……


 当時の私の感情を、なんと文字にしたらいいものか。
 まるで全裸で街を歩かされているかのような羞恥心。そしてそれとは相反するような奇妙な誇らしさ。
 いま読むと裸足で逃げ出したくなるくらいの稚拙な作でしたが、それでもいままで感じたことがないような恐れと羞恥心、それから誇らしさを感じました。



 そうしてそれから一週間あまり。
 SSを公開するという魅力にすっかり取り付かれた私は、それからもう二作、SSをにわか書店さんに投稿しました。
 何も見返りなど期待していない、純粋に「SSを書く」という行為が一番楽しかったのが、思えばこのときだったのかもしれません。
 そしてそんなときです。プライベートで取得していた私のメールアドレスに、一通のメールが届いたのは。


 それは、二次創作作家「久慈光樹」が生まれて初めていただいた、感想のメールでした。


 差出人は忘れもしません、今もお付き合いをさせていただいているフカヒレさんでした。
 当時、ただ「SSを書く」ということ、そしてそれを「誰かに読んでもらう」ということだけしか意識していなかった私にとって、その初めていただいた感想のメールは非常に鮮烈でした。
 内容的には、これはフカヒレさんには非常に失礼なことかもしれませんが、無難な内容でした。稚拙な作の長所をなんとか探し出していただき、そこを誉めていただいていました。
 ですが当時の私にとって、それは宝物になりました。

 当時はまだ、今ほど「感想」というものが一般的ではなく、SSというものに感想をいただけるなどということは非常に稀だったように思います。Leaf系全盛の時代、KeyのSSは傍流でしかなく、読み手はもとより書き手もさほど一般的ではなかった。
 そんななか、拙作にわざわざ時間を割いていただいただけでなく、感想メールまで出してくださったということ。
 そしてなにより、初めて他者に自分の書いた作を誉めていただけたということ。


 今でも忘れません、あのときの感動は。


 一日一回、いただいた感想メールを読み返しました。そのたびに、ニヤニヤしました。プリントアウトまでしました。お返事のメールも勿論速攻で書きました。
 舞い上がる、などという表現では生ぬるいくらいの喜びようで、我ながらかなりの不審人物だったと思います。



 そして調子に乗った私は、かねてから雲の上の存在であったLeaf系二次創作の雄、睦月周さんのサイトの掲示板に書き込みをし、それが縁で碧郎さん(現在は阿倍碧郎さんです)と出会い、彼経由ですなふきんさん(すなふさんですね)と出会い、投稿SSの保管庫として自サイトを開いたりするのですが、それはまた別の話。



 



つづきます

20040101_2 全日本青い春選手権! というかもうただの徒然だなぁ




「初心忘れるべからず」


 皆さんも知ってのとおり、これは「学び始めた当時の未熟さや経験を忘れてはならない、常に志した時の意気込みと謙虚さをもって事に当たらねばならない」という意味です。
 ですがこの諺には、「初心というものは忘れ易いものだ」という意味も含まれているように思います。

 省みて、今の私はどうか。

 SSというものを、初めて書いた4年前の私。
 初めてそれを公開した私。
 そして初めて、感想というものをいただいて感激した私。

 省みて、今の私はどうか。



 「時代が違う」そう言ってしまえばそれまでかもしれません。
 良くも悪くも、Kanon二次創作は落ち目とはいえ、ことSSに関しては未だに一大勢力を形成しています。
 辞めていく人が多くいる中、それ以上に、新規参入して下さる方々がいます。
 私が書き始めた4年前とは、規模的に比べ物にならないほどに成長しています。
 感想というものもだいぶ一般的になり、更には「こんぺ」という場が供され、感想というものにすら批評がなされるような、そんな時代です。

 勘違いしないで下さい、私はそれを悪いことだとは思っていません。
 私のこの文章が一種回顧主義的な側面を持っていることは否定しませんが、それでも、書き手としては昔とは比べ物にならないほど恵まれた環境である現状は、好ましいことであると思っています。

 感想をいただけない、読んだという反応すらいただけない、これは書き手を殺します。
 書き始めの頃なら知らず、ある程度書くことに「慣れ」が進んでくるにしたがい、他者の反応無しには続けることすらままならなくなるのです。
 私も経験したから解ります。これはもう純然たる事実であって、良い悪いといった問題では無いのです。

 いつかエッセイに書きました。人は「見返り」なしには行動できない動物だと思います。
 ここで言う見返りとは、なにも金銭に限りません。
 SSを苦労して書いた、だから誰かに読んでもらいたい。反応して欲しい。これも立派な見返りです。
 それら無くして創作活動という苦行(あえて苦行と表します)を続けられるのは、恐らく最初のほんの僅かな間だけです。そう、私が初めて感想をいただくまでの一週間あまり、あの間は「私の書いたSSが憧れの場で公開されている!」というただそれだけを見返りにSSを書くことができた。更に言えば、もっと前はただ「SSを書く」というそれ自体が見返り足りえた。
 人間とは慣れる動物です。どんなに新鮮な刺激でも、それ以上の刺激を経験してしまったら必ず元のそれでは飽き足らなくなる動物です。ただSSを書くことが楽しかったあの頃にはもう戻れない。ただ自作がWWWに公開されていることだけで満足していたあの頃には戻れない。

 そして、ただ感想をいただくということだけに感激していたあの頃には、もう戻れない。

 「初心」には、もう戻れないのかもしれません。





20040101_3 全日本青い春選手権! 助けてください誰か




 もう少しだけ、昔話をしましょう。


 2年程前、いやもう3年前くらいでしょうか。
 JIUJINGさんという方がいました。
 言動がとかく攻撃的な方で、その内容はともかくとして口調に関しては「こりゃお友達にはなりたくないなぁ」という類の方でした。おっかなかった。
 書き手としても読み手としても、当時まだぺーぺーだった私にとっては雲の上の存在の一人であり、そんな彼が私のサイトに興味を示してくれたのは、たとえそれが嘲り交じりであったとしても当時の私には大変に嬉しいことでした。
 そんな彼が、恐らくは戯れに私のSSを読んでくださったことが一度だけあります。
 そしてその時にいただいた感想に、こんな言葉がありました。



「読者におもねるのと、読者をもてなすのは違う」



 あれから3年近く経った今でも。
 私は、この言葉の意味が解らずにいます。


 おもねる、とは、媚びへつらうの意です。
 作者として読者に媚びへつらうのと、読者をもてなすのは違う。私のSSを評して、彼はそう言いました。

 無論、反発しました。私のSSのどこが媚びているというのか、いい加減なことを言わないで欲しい。私は読者に媚びている気は無い、自分の書きたいものを書いている。あなたに何が解るのか、と。
 それからしばらくして彼は、「JIUJINGさん」はWWW上から姿を消し、彼との接点はそれで完全に切れました。
 私はそれから何十作もSSを公開し、自サイトを訪れてくださる方も当時の何倍にもなりました。

 ですが、今の私には彼の言葉が重い。
 あれだけ反発して、何を馬鹿なと一蹴した彼のあの言葉が、今の私にはとても重い。

 彼が当時、どのような意図を持って私にあの言葉を投げかけたのか。そして、私の創作自体があの頃とどのように変移したのか。




 私は明確に、「読者の方が作者よりも偉い」と考えているタイプの人間です。
 先に書いた通り、作者は読者の反応がないと創作活動というものを続けていくことができないと思っています。これはプロアマ関係なくに。
 プロであれば「読者の反応」とは売上に他ならないでしょう。ビジネスの世界はシビアです。売れない本を出版し続けるほど酔狂な出版社はおらず、売上無しにはどんな素晴らしい作品であろうと大成することはできない。
 アマで言えば、感想です。これが無ければ、作者は創作活動という苦行の見返りを何ら得ることができない。マゾではない以上、見返りの無い苦労を続けられる道理がありません。
 ですが世の中には小説よりも楽しいことは山ほどあります。ゲームであったりギャンブルであったりセックスであったり。世の中から小説が無くなったとしても、致命的ではありえない。
 作者は読者が居なければ作者足り得ないが、読者は作者が居なくとも読者足り得るのです。
 端的に「どっちが偉い?」という話になったとき、どちらが偉いかなどは語るまでも無い。私は、そう思っています。

 上記は極論であり、私がそう思っているというだけの話。他者に強要するものでもなければ、他の意見を封殺する意図もありません。読者と作者が本当の意味で対等になることができれば、それは素晴らしいことですし、そうなればいいと私も思っています。
 ただ、現状を鑑みるにそれは現実的ではない、というだけのこと。

 読者に対し暴言を吐くのが対等である証ではありませんでしょうに。とまぁこれは余談。



 そんな私ですから、「久慈光樹は読者に媚びている」と言われたら、一言もありません。
 読者の望んだ話を書きたい、ニーズに合わせたいと思っていますし、成人指定のSSだってそのためなら書くことも厭いません。単に比較だけを基準に言えば、身内で一番読者に媚びているのは間違いなく私でしょう。
 そして救い難いことに、私はそれに対し何ら痛痒を覚えていない。改善しようとは思っていない。

 まず私は、「読者に媚びる」ということと、「読者のニーズに応える」ということの区別すらついてはいないのです。

 それでどうして、「読者をもてなす」という言葉の意味を理解することができるのでしょうか。


 「読者をもてなす」ってどういうことですか?
 「読者に媚びる」のと、何が違うのですか? 「読者のニーズに応える」のと、何が違うのですか?




 誰か私に教えてください。

 お願いですから。



 

20040101_4 全日本青い春選手権! 先生! ボクいったい何が書きたいんですか!




 そりゃ私だって、本当に自分の書きたかったことを曲げるつもりはありません。読者になんと言われようとなんと罵倒されようとこんぺにダークを出すし、陳腐化していようと名雪シリアスを書くのを止めない。そんなのは前提条件です。
 ですがその上で、なるべく読者のニーズに合わせようという気持ちを持つのは当然ではないのか。私は自分にそう言い訳をしながら、SSを書き続けています。


 私はよく「SSは自慰行為」と自虐しますけれど、これはあくまでも自虐で、本当は「SSはストリップたらん」と思っています。オナニーはただの自慰行為ですが、ストリップは立派な職業であり、芸です。やってること見せることは同じでも、オナニーとストリップの間には埋められない溝がある。

 オナニーとストリップ、両者は何が違うのか。

 それは、それを為す側の自尊心なのだと、私は思っています。プライドなのだと、そう思っています。
 職に貴賎なし。自らにプライドを持っているのであれば、ストリップは立派な職業です。SSは立派な創作行為です。ただ単純に自らの快楽をのみ優先し、他者を省みないのであれば、それはただのオナニーです。
 自らの作にプライドを、自尊心を持っているのならば、どのような批判だろうと、どのような暴言だろうと耐えられる。どんなに批判的な感想をいただくことがあろうと、自らを保つことができる。もしもその批判に揺らぐのであれば、それはあなたが作品に込めたプライドが足りていないんですきっと。


 とまぁいつものごとく極論を展開したわけですが、これは非常に危ない。
 「自尊心」と「独り善がり」なんてものは、紙一重です。自分に自信を持つということと、他者の意見に聞く耳を持たないというのは非常に近い。
 人の話を聞かないで、自分の思うままに行動する人っていますよね。そういう人ってすげー迷惑で、最低だと思います。そういうのが上司にいたりするともう最低。
 でもそういう人って以外に多い。だからこそ、そういう風になりたくないと思っちゃう。
 よし、私はそういう風にはならないぞ、読者さんの意見は真摯に聞こう、独り善がりになんかなりなくないし。

 そして堂堂巡り、と。



20040101_5 全日本青い春選手権! ま、たまにはね。




 最初に書いたとおり、私はSS書きとしてはもう割合に古い部類の人間です。
 だからこそ、感想というものに対して、無条件で頭を下げてしまう。
 読者と作者だったら読者が偉いと思ってますし、巷でよく言われるような「感想への批評」なんて的外れであると思っています。
 だって「感想」ですよ? 「ボクはこう感じた」に対して「そりゃ的外れだ」といちゃもんをつけるなんて、なんか違いません?

 これは陳腐を承知で言うのですが、という前置きの上で。
 人の感性なんて千差万別です。万人が万の感性を有しているからこそ面白いのであって、万人が統一の思想などおぞましい限りではありませんか。ファシズムでもあるまいに。
 私はこう感じた、僕はこう思った、俺はこう読み取った。それらは一般的ではないかもしれませんけれども、各々が各々の感性に従った結果であって、それは何人にも否定される類のものではないでしょう。自分と違っているから否定する、などいう行為は幼稚園児のすることです。貴方がたの信奉するところの「一般的」とはかけ離れた行為だとは思いませんか?

 これはもう断言してしまいましょう。
 「感想」というものに、貴賎なんてないし、ましてや「的外れ」などということは絶対にありえない。


 もっとぶっちゃけた話をするのならね。
 礼儀も知らないような罵倒を頂戴したのなら、作者はその読者の狭量さを内心で哀れめばいいだけの話なんですよ。表面上は「ご感想ありがとうございました」とでも言っておいてね。
 なぜムキになって言い返そうとするのか。同じ土俵に上がってしまったら、相手と同レベルだと周りから思われるということくらいは想像力を働かせてください。SS作家さんの専売特許でしょうに、想像力は。

 これはもう恥も外聞も無く言い切りますが、どうしようもない読者さんてのは確かに居ます。
 作品それ自体ではなくて、作者に対する人格攻撃を素でやってしまうような人って、意外と多いです。私も幾度も泣きをみたことあるから言いますが、はっきりいってそういう精神年齢的にどうよ? って方は恐らく世間一般に思われているよりも遥かに多い。これはKanonSS界隈に多いだけかもしれませんけれどね。

 でもそれとは比べ物にならないくらいの数で、良心的な、良心的だと作者的には思える読者さんというのは数多くいらっしゃる。とてもありがたいことに。
 一部の、そう、比較的に言ったらほんの一部に過ぎないどうしようもない読者と、常識を弁えた、作品だけではなく作者にさえ気を遣ってくださるような読者さんとを同列に扱ったらバチあたりますよ。




 結局私が何を書きたかったのかというと、作者としての読者さんがたに対するスタンスのお話。
 まぁ途中話題が逸れまくったのはご愛嬌。

 これもまた、あえて言い切ってしまいましょう。
 読者と作者が対等? 幻想も大概にしてください。作者であるあなたが思っているほど、読者はあなたの作品を必要とはしていません。あなたは創作小説を書く人が陥りがちな「自意識過剰」という罠にいま正に陥っています。
 世の中には楽しいことがたくさんあります。更にSSなんてものはKanonに限らずWWW上には星の数ほど存在します。
 そんな中で、あなたのSSをわざわざ時間を割いて読み、更には感想という形で反応までしてくださる。それがどんな希少なことであるかをもう少し自覚してください。別にあなたのSSを読まなくてもその読者さんは一向に困らないのですし、もっと言えばあなたのSSがこのWWW上から消滅したとして誰一人として困らないのです。それをもうちょっとご自覚なさってください。
 いただいた感想が気に食わないこともあるでしょう。なにを馬鹿なと一蹴したくもなるでしょう。でも何年か後、その感想があなた自身に重くのしかかってくることがあるかもしれません。「あなたの感想は的外れだ」と公言してしまったら、後々恥をかくのはあなたなのかもしれません。
 いま少し、慎重になりましょう。数年後のことなどいまのあなたに解ろうはずもなく、それ自体はなんら恥ずべきことではありません。いまは解らなくとも、数年後に解ったときに「ボクは知ってたんだよ」というスタンスをとれる方がカッコイイじゃないですか。だからいまは無難な応えを返しておきましょう。ひょっとしたら一見暴言に思えるその感想も、数年後には同意できるだけの器量を育てることができるかもしれないのですから。


 上記はすべて自戒です。
 「あなた」の記載はすべて「私」に対してであり、私、久慈光樹は誰か特定の個人を攻撃できるほど立派な人間ではない、ということの自戒のために上記の文章を晒す次第。
 「あいつはアホだ」と笑っている自分こそが、実は周りから笑われているという事態にならぬよう。


 皆さまにとって、今年一年が良い年でありますように。






おしまいです

 


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