皆様ありがとうございます。
 募集はまだまだ続けますので、「これだ!」というアイデアがありましたら
奮ってご応募くださいまし。

 それでは早速行ってみましょう。
 頂いたメールより全文転記させて頂きました。
 なお、掲載順序は頂いた順となっております。


鮎原允仁さん

@異能力の日本語名
 『幼さ故の無垢』
A異能力の英語名
 『Children Smiling』
B異能力の効果
 対象となる人(自他を問わず、みゅーは除く)の過去に対する後悔、悲しみ、
罪の意識(これら以外の感情は対象外)をその元となった記憶も含めて全て封
印(消去ではない)する。
ただそれは、その時点で忘れさせるだけであり、何かの拍子に記憶の封印が解
かれることもある。
また、繭が強く、その人の罪の意識を取り除いてあげたいと願えば、造られた
記憶に現実の方がついてくる場合もある。(殺された人の事を全ての人が忘れ
る等)
なお、その場合でも、繭と精神的に繋がっているみゅーだけは、繭が忘れた、
もしくは忘れさせた全ての事を覚えている。
ある意味、澪の『精神の監獄』の対極に位置する能力である。
繭はこの能力を自らに使う事により、生きる為にしてきた様々な罪を忘れて生
きてきた。また、繭が精神的に幼いのはこの能力で記憶を無くしてきた事によ
って精神的に成長する機会を逃してきた事に起因する。
裏の意味として、『嫌な事からは全て逃げ出す』という子供じみた安易な逃避
を具現化した能力という意味で『無垢』という呼び名にしてあったりする。
 
ヴィジュアル的には、繭が対象となる人の頭に手を置き、目を閉じて願うと白
い(他の色でも可)光が二人を包み、光が消えたときにはその人の記憶は消え
ている、というもの。かなりありがち。
 
こんなところです。
で、裏設定として、『祐一からあゆの事を忘れさせたのは幼き日の繭である』
みたいな事を考えたんですけど、さすがにこれは俺が書いていい事じゃないだ
ろと思い、消しました。まあここに書いてるけど(笑)。
 
あと、これに関する繭の短編を書こうとしたんですけど、挫折しました。
いちおう、プロット(もどき)だけをここに書いておきます。
 
【発動編】
繭が集めた木の実を盗ろうとした少年達をみゅーが勢い余って殺害してしまっ
た。
これに対する罪の意識にさいなまれた繭は、この事を忘れたいと強く願った。
この時、『幼さ故の無垢』が初めて発動、この少年達の事を親も含めて全ての
人が忘れてしまった。
繭はこの時に『幼さ故の無垢』の存在も忘れてしまったが、なにかあるたびに
この能力が自動的に発動するうちにその能力の存在に気づき、コントロールで
きるようになる。
 
【接触編】
あゆを失った事に茫然自失となった祐一は、半ば夢遊病者のように秋子と名雪
のもとを離れる。
さんざんさ迷った末に、繭の住む森へと辿り着いた祐一。
祐一を見た繭は、祐一が深い悲しみに陥っていることに気づき、祐一の悲しみ
を、その原因も含めて、封印しようとする。
だが、それでもあゆの事を忘れたくないという祐一の思いに『幼さ故の無垢』
は完全には発動せず、あゆの存在を祐一以外の人々の意識から消し去るまでに
は至らなかった。
そして繭は、自分が今までその人の消したくない記憶まで封印していた可能性
がある事に気づき、その事に対する罪悪感を封印する為に、自分の中の祐一の
記憶と祐一の中の自分の記憶を封印した。



カワウソさん

名前:
絶叫(クライ・アウト)

効果:
一言でいえばパラライズ。鳴き声が届く範囲の生き物の動きを押さえます。
完全な「縛り」には程遠く、やや反応が送れるくらいです。異能力も多少
鈍ります。
繭自信はこの能力を意図的に使えず(存在そのものを認識していない)
「みゅー」が傷つけられたときに彼女が「泣く」事で発動します。
これ単体では大したことはないのですが恐るべきは「聖獣召還」と
同時に出来ることです。動きの鈍った相手はたやすく聖獣の餌食と
なるでしょう。

弱点として、本人はひたすら泣いているために全くの無防備となります。

じみーに強い設定にしてみました。もっとも、本人以外には効果が及ぶ
ので使い勝手がかなり悪かったりしますが。
ポイントは「本人が自覚していない」と言うこと。自分が泣くとみゅー
が頑張るくらいにしか思っていないのでしょう。
もっとも、泣けば発動するのでONE本部ではちょっとした騒ぎになると思
いますが。

ネタはまぁ、見ての通り「忍者ハットリ君」のシンゾウの涙パワーです。

ただ、真琴の例を取ると全然制御しないで聖獣が動くと言うことは考え
られないのですが、彼女の場合、力だけでなく、「精神」までも聖獣に
分けているという事で(え?だめですか?)
カタカナはそのまんまです。

実はこの能力にはもう一段階あって「みゅー」が殺されたと思ったとき
には大泣きして周囲の者を狂い死に、あるいは固有振動共鳴(要するに
二重の極み)で粉砕、本人の精神が壊れるか喉が酷使に耐えきれなくな
り喉が破けるまで効果が続くなんつー、外道なネタも考えていました。

このときの名前は「死を呼ぶ泣き女の絶叫/ヴァンシー・ヴォイス」

けど、これって反則ですよね。(^^;;



フカヒレさん

「無垢な子供」(イノセント・チャイルド)
相手の保護意欲をかき立てる異能力。
この異能力を持つものに敵対しようとすると、無意識の内に手加減してしまう。
能力の弱いものなら傷つけることさえできない。
この能力は能力者が特に意識しなくても常に発揮される。
ただし、この能力を使用する者は、精神的に幼い状態が続く。

難点は、繭の場合だと祐一辺りにあっさり餌付けされて
Kanonに寝返ってしまいそうだという・・・。



悠々無来さん

ローズ・マイ(OR ハー)・テンパー
(もしくは フライ・イントゥ・ア・レイジ)
意味は『彼女の癇癪』もしくは『突然の癇癪』『最後の暴走』という感じでし
ょうかね?
直訳は『癇癪を起こす』「突然キレル」とか「怒り出す」とかです。
範囲は術者を中心に半径数キロ。
追い詰められた繭が暴走しながら駆け巡るので結構ころころ変わります。
効果は範囲内の異能力者の能力暴走。
祐一の異能力はまず命中力ゼロ所かマイナスです。自分に返ってくることも在
り。
それは七瀬も同様。舞はまともに動けなくなります。暴走しますね。
真琴の場合はぴろ暴走と言うところでしょうか。
なら異能力を使わなければ言いじゃんと言う声は却下。
異能力は勝手にあふれ出て暴走します。
精神バリアも叱り。
まともに張れないどころか消える、無駄に張るなどなどとにかく回りの異能力
者全体を混乱に陥れます。浩平辺りにかけると世界が滅ぶかもしれません。(笑)
いや、冗談じゃないですね。
そのため回り全員が敵という状況がもっとも効果的、というかその状況でこそ
発動される能力。
通常の人間に対しては脳波にダメージを与え混乱、思考麻痺、記憶の異常など
様々な効果を与えます。異能者はそれに対して抵抗があるもののその能力が暴
走すると言うところでしょうか。
ちなみにもちろん本人に制御はできません、本当に追い詰められたときにだけ
発揮されます。
そして暴れるだけ暴れると全能力を使い果たして疲れて行動不能になります。
昏倒までいくかは微妙なところ。
こんな能力はいかがでしょうか?結構繭っぽいと思うのですが…。
あとストーリーはちと残酷ですが、原作もそんな感じでしたし目の前で両親が
殺され秘められた潜在能力が開花。そのおかげでたった一人で生き残ってこれ
たけど精神は閉じられてしまって、何時までも彼女は子供のままで遊んでいま
す。現実から逃げてただ相棒のみゅ〜、と一緒に彼女だけの楽しい日々を送っ
ています。そんな感じでいかがでしょうか。
なんか下手をすると真琴とかぶりそうですがその点繭は現実逃避をしたと言う
点で大きく異なります。彼女は辛い現実を認めてはいません。
その点ご注意を。七瀬・浩平との出会い以後彼女の精神的成長が見られればと
思います。



まちゃるさん

「女神との共鳴」(ゴッデス・シンパシー) 
{または「女神の翼」(ゴッデス・ウイング)、
「女神の娘(ドーター・オブ・ゴッデス)」など}
繭は戦災孤児で、物心つく前に母を亡くしている。
そして繭が5,6歳くらいの頃に父も死去。その時の余りの寂しさに唯一の友
人である「みゅー」を呼び出すという異能力に覚醒。
そしてしばらくして、華穂という女性に命を救われ、育てられることになる。
また、華穂は『女神』椎名華穂と呼ばれた、光を操る強力な異能者でもあった。
そんな華穂もある事件で繭の目の前で死んでしまう。
その時、華穂は遺産として繭の中に『意識』を残していく。(だから、繭は心
の中で華穂の残留思念と会話することが可能。)
この能力は、心の中の華穂の残留思念と心を通わし、共鳴することで、華穂の
能力だった「光を操る能力」を行使する。
光を束にしてレーザーを出したり、光の雨を降らせる、などの当に「女神」っ
ぽい攻撃が可能。
光を最大限まで集めて放つレーザー「裁きの神槍」(ジャッジメント・スピア)
は茜の「青い衝撃」、留美の「真・剣の帝王」並の威力を誇る。
また、この異能力を使用するときは、繭の後ろに笑顔の華穂のフォルムが浮か
ぶ。
繭の『チャイルド』という通り名はこの異能力から付けられている。
 
こんな感じでふ。
『チャイルド』の説明もできてるので、個人的にはコレが一番のお気に入り。
後、繭が留美になつくのは、留美が繭に会ったとき、繭は華穂のことを思い出
して泣いていて、その時の、
「思い切り泣きなさい。その涙があなたの大切な人が確かに存在した証なんだ
から。」
という留美の言葉が、繭の父親が死んだとき華穂が泣く繭に言った言葉と酷似
していたから…っていうのも思いつきました。
やっぱり自分的にはこれが一押しです。
 
 
「厄災を呼ぶ涙」(ディストロイング・ティアーズ)
繭が泣くと、周囲半径数十メートルの力場が歪められ、行き場を無くしたエネ
ルギーの渦が範囲内にある如何なる物をも破壊する。
 
うあ、あっりがちぃ(笑)
思いついては見た物の、本当に誰でも考えるネタですね、コレは。
でも、使いやすくはあるかも…。
 
 
「聖なる衣」(ホーリー・ローブ)
着用した物の身体能力・反射神経・回復力、その他あらゆる身体の機能を向上
させる衣服を生み出す異能力。
着るのは、能力の持ち主でなくても構わない。
 
留美とのコンビバトル(留美&繭vs舞&佐由理など)用に考えてみた異能力。
いや、聖獣召喚とかもあるから、こういうのもアリかなと思って…。
しかし妙にHUN○ER×H○NTERっぽいのは否めません(笑)
しかしこれ着た留美、尋常じゃなく強いだろうなあ…(笑)



仮面の男さん

成人化(Adultation)
繭の人格がピンチになると彼女を守る為に現れるもう一つの人格。
極めて戦闘用に特化した高度な頭脳と客観性、凶暴性を有する。
今までは召喚して使役するだけだった『みゅー』を完全統制下におくことができ、
その姿は全身が刃の白き悪夢。
繭の人格に少しでも敵対するもの全てを、笑いながら切り刻んでいく。

ってのはどうでしょうか。
元ネタは七瀬シナリオの時の浩平の想像に出て来る、
妙に冷静な繭がベースになってます。喋り方もあんな感じで。
「チャイルド」という二つ名との対比にもなりますし……。
あと力の中に理性の崩壊というものが多いので、
中には理性の特化という能力があっても良いと思ったからです。

ちなみに元ネタは『ClockTower GhostHead』にでてくる主人公、
「御堂島優」とその裏人格、「翔」です。



夜想丹宮さん

繭のもう1つの異能と言う事ですが・・・
無知なる領域(ignorant field) というのはどうでしょうか?
効果は自分の知覚外の攻撃を無効にする・・・つまり、反応できない攻撃を知
らずに無効化している
・・・といった能力です。
祐一も自分が反応できない攻撃を七瀬にされてやられてましたし・・・
祐一より鈍そう(失礼かな?)な繭が七瀬と互角に戦えるのはどうしてかなっ
て思って考えました。
こじつけとしては・・・知覚しなければそれは無いと言う事と同じであるわけ
です・・・繭にとってはですが
要するに・・・気がつかないうちに車で轢かれそうになっても大丈夫だけど・・・
しかられて拳骨されると、すどうししてしまう能力です。
この能力の弱点は・・・強い人には極端に強いが弱い人にはまったく使えない
能力だと言う事ですかね?
まあ、聖獣「みゅー」がいればその辺は何とかしてもらえそうですが(笑)
 
この能力を考えたきっかけは・・・
似たような能力を持っている真琴が金色の獣という攻撃系の能力を持っている
ようなので・・・
逆に、防御系の能力を持たせたいと思ったからです。
反応しきれない攻撃を・・・「ほえ?」・・・とかいって不思議な顔をしてる
繭が目に浮かんだのは内緒です(笑)



ふらっとさん

・『罪無き精神(こころ) innocent mind(イノセント マインド)』
 
 繭の感情の爆発、または直接的な生命の危険によって発動。
繭自身の意思でも発動できる。撃てるのは一回のみ。この異能力使用後は昏倒
まではいかないまでも、戦力にはならない。
 半径1km前後の異能者、発動中の異能力、大気や地中に存在する力(マナみ
たいなもの)など、ありとあらゆる力を吸収し(注)、自分の異能力もプラス
して発散するが、その時の感情によって攻撃(防御)方法も変わる。
 というより、変幻自在。傷を回復させようとすれば出来るし、強固、広範囲
に渡る精神バリアを張る事も出来る。ただ、効果範囲にいる全員に敵味方の区
別無く攻撃、防御ともに作用する。
 属性は『無』。干渉は基本的には受けません。
 
(注)但し、完全に吸収するわけではない(発動中の異能力を除く)。技の威
力や精神バリアが弱くなるだけ。
 
まあ、なんと自分勝手な能力(笑)
場によって応用できますけど、大味なんで使い辛いかもしれません。
 
……元ネタが『倍返し』だなんて言っちゃいけませんぜ、旦那(ぉ



戸田雄介さん

能力名 「猶予の時間 (モラトリアム・タイムズ)」
効果  時間を止める。
   
   まんま、ジョジョのスタープラチナ(笑)
   本編の繭が子供のまま時間を止めて成長していなかったところからイメージしました。
   「みゅー」と合わせて使えばほとんど無敵の能力です。
   
   ちなみに繭はこの能力によって自分の身体時間をとめていたため、
   外見上は幼児のまま成長してなかった。ゆえに「チャイルド」と呼ばれていた。
   とめた理由は……まあ、昔なんかあったんでしょう。
   その後、七瀬の活躍(謎)で本当の年齢の姿に成長した。
   七瀬 「あんた成長したってわりには、あんまり変わってないわね」
   繭  「みゅ〜、変わってるもぅん」
   なんていう勝手な裏設定を考えています。



技好きさん

1・・・・静かなる絶叫(サイレント・クライ)
・・可聴領域を遙かに越えた、岩すら粉砕するほど超強力な音波で泣き叫ぶ。5メートル
前後の距離で受けると顔中から血が噴き出して即死する。10メートル前後でもほぼ即死
ダメージ(意識は吹っ飛ぶ)を受ける。50メートル以内の範囲なら全身を激しく揺さぶ
られ、鼓膜が破れ、三半規管にダメージを受け、強い吐き気、めまい、意識の混濁、平衡
感覚の崩れ等が起き、立つことすらままならなくなる。50メートル以上でも非常に強い
不快感がある。耳をふさげば多少は軽減する(それでも近くで受ければあまり効果が無い)。
敵味方の区別が無く、特に繭の前方に威力が集中する。強い敵意、殺意が有る状態で激し
く泣くと発動する(当然自在には使えない)。発動前には前兆がある(と、言っても単る
泣きの前兆ですが)。この泣き声は約10秒程で発動に必要なエネルギーを使い果たす。
その後は普通に泣いたり、または疲れて寝る(帰って寝るくらいの力が残っている場合が
多い)。音なので精神バリアでは完全には防げない(音を完全にシャットアウト出来れば
別ですが)。

2・・・・幼き心の壁(ディレクション・ゲートorアブソリュート・ゲート)
・・外界に対して強い拒絶、または命の危険が迫ったと認識した時に無意識に自分自身を
守るために展開される「壁」。繭を中心にちょうど風船をふくらますように広がっていき、
半径3メートル程の不可視の壁を作り出す。「壁」の展開後は内部に外界から進入してき
たものを強制的に排除する働きが備わる(これにより瞬間移動、精神攻撃等をキャンセル
する)。空間を歪ませているため、物理攻撃は一切通用しない。また、外界からは繭の正
確な位置が分からなくなる。が、繭からも外界の正確な状況が分からない(そんな精神状
態では無いが)。また、繭自身はその場から動くことが出来ない。「壁」は高速で展開さ
れ、このときの「壁」の衝突は非常に威力が高い。展開後は繭が落ち着くか、展開に必要
なエネルギーが尽きるまで(10〜20秒)「壁」は持続する(「壁」の内部から外部に
干渉することは出来ない。また、外部の状況が分からないため「みゅー」をどう動かした
らいいのか分からない。ま、そもそも制御出来る精神状態ではないが)。エネルギーを使
い切った後は疲れてふらふらになる(大体はその後に寝る)。壁の衝突は特に、接近戦を
挑まれたときに絶大な威力を発揮する(これで勝負が決するくらい)。また、その防御力
は絶大である(強力すぎて繭も外部に干渉出来なくなるが)。
・・・
ディレクション・・拒絶反応、アブソリュート(アブソリュード?)・・絶対
ゲートは障壁の意味で使ってます。正確な訳じゃ無いですが。ゲートの所をウォールとし
ても良いかもしれません。

2・・・・の技の付け足しです。
命の危険が迫ったと認識した時では「壁」を直ぐ解除する場合が多い(展開した時点で直
接的な命の危険が去る事が多いため)。その為結果的に3〜5回に分けて使える場合が多
い。



安藤義人さん

その1
「積み重なる罪」(ギルティ・ギルティ)
 
繭本人が罪の意識を感じたとき自動的に発動する異能力。
 
効果
繭が感じた罪の意識を除去するというもの。
しかし、除去された罪は心(精神)の奥底に錘となって積み重なってしまう。
そして、この力によって除去された罪はその重さに比例して繭自身の成長を
停滞させてしまう。
心が罪の重さに耐え切れなくなったときもう一つの異能力が発動する。
 
その2
「下された裁き」(リフレインパニシュメント)
 
「積み重なる罪」によって積み重なった罪の錘に心が耐え切れなくなったとき発動
する異能力。
 
効果
繭本人を含む直径3kmの円を範囲としてその中にいる全ての人間の記憶に干渉し
その人間の罪の重さに応じて罰を与えるというもの。
罰は内容はそれぞれ異なるが、殆どが残酷な未来を見せるというもの。だが、稀に過去になるときもある。
残酷な未来は一度ではなく罪の重さに応じて何度も繰り返し見る事になる。
時間的には一瞬だが罰を受けた人間には何時間とも感じられる。
発動後は放心状態となる。



佐藤一さん

 まず、真琴と繭の能力の、聖獣召喚について、違いがあると仮説を立てました。

 真琴のぴろは、真琴が指令を出して動く、半自立思考型と推測します。
 それと比較し、繭のミューは完全自立思考型である。
 要するに、指令が無くても、繭の身の安全の確保を目的に活動すると言うもの。
 そして、繭が敵と設定もしくは、認識したものを、殲滅する。
 繭が命令を出した場合、もちろん従うが、発動後、何の指示も無い場合、全く独自
の判断で活動、敵を殲滅する。知能は動物的ではあるが、極めて高い。
 絶対に繭の安全を確保できるなら、繭を囮にしたりもできるくらい。
 繭自身の戦闘に対する判断力は低くても、完全自立思考型であるゆえ、七瀬と対等
に渡り合えた。

 後、聖獣はエネルギーの集合体である。


 以上の仮説を元に、繭の能力設定にうつります。


  その1 行進する鼠 レミングマーチ

 小型のミューを無数に召喚します。
 生み出されると同時に、敵に襲い掛かるというもの。
 この時点で、完全独立思考型という利点が発生します。
 それぞれが繭の無意識の下に統制され、完全な連携を行えます。
 統制を管理しているのはミューでしょう。
 基本的な戦術も、ミューが行います。
 レミング1を囮にレミング2が背後から奇襲とかのレベル。
 繭の指示には従うので、細かな指示を繭に与えるものがいれば、建物一つをレミン
グで制圧と言う芸当も可能かと思われる。
 通風孔を通って、建物の中に侵入、各部屋を制圧する。といった感じか?
 単体戦闘能力は、それなりの能力者なら十分に対処可能ではあるものの、その物量
で押し切ってしまえる。
 生み出された後の持続時間の限界あり、能力の続く限り生産可能。細かな量はお任
せします。


  その2 炸裂する鼠 レミングイラプション

 その1のレミングマーチからの発動。
 生み出したレミングが内包するエネルギーを爆発させる。
 要するに爆弾です。
 ちなみに爆発させるときは、絶対に全部と言うわけではなく、あの数匹を爆破する
と言う事も可能。
 一匹辺りの破壊力は、手榴弾一つくらい。
 ただし、数が増えると、その分、乗で破壊力が増していく代物。
 2匹のレミングの破壊力は、レミング×2 ではなく レミング2乗
 数が増せば増すほど凶悪な破壊力へ。
 イラプション発動前につぶされても、爆発しない。

 最終手段として、ミューの爆破もあり。当然威力は高い。
 最終手段といっても、爆破にも少量の力は必要で、レミングマーチで力を使いすぎ
て、空っぽになってしまった場合、イラプションの発動は困難になる。
 ついでに、爆破の瞬間には、額の宝石が光る。

 あと、ぴろと比べると、能力ではミューのほうが弱いとか。
 その分、判断力があってドロー。

 繭自身の戦闘力は皆無、精神バリアも、通常兵器を防げると言った程度で、祐一の
クリムゾントワイライトに耐える事は出来ない。
 代わりにミューが盾になるか、みさきさんと組んで、みさきさんに守ってもらう。

 基本的に、接近タイプの相手には有利、遠距離、主に精神攻撃系に対しては、不利
となる。