第81崩壊【此処何処?】
名雪「わたし、この辺には…あまり来ないんだ」
祐一「………」
名雪「ずっと待ち続けてしまいそうで…来るはずのない“誰か”を、いつまでも…」
祐一「…な、なゆ…き…」
名雪「それにね――」
<3番線に 淀屋橋行き 急行が 8両で 参ります>
祐一「…んっ!?」
名雪「ココが、実は――」
<停車駅は 京橋 天満橋…>
名雪「――実は大阪だってコト、やっぱり認めたくないもんね」
祐一「なっ、何ですとぅっ!!?」
…ネタ解らない方は、京阪電鉄『守○市』駅へGOッ!!
第82崩壊【続・此処何処?】
祐一「何か飲みたいな。そこのコンビニ寄ってくか」
名雪「あ…うんっ」
祐一「俺はカフェオレ、っと…名雪は?」
名雪「わたしは、この…地元発祥のジュースが大好きなの」
祐一「へぇ…どれどれ?」
『 みっ○ちゅじゅーちゅ −イチゴ味− 』
名雪「やっぱりココ、絶対に大阪だよね〜」
祐一「ノオオォォォッッ!!!」
…だから、周りがモロに標準語ですってば。
第83崩壊【北川の望む永遠】
北川「えっと…どこだ、ココ」
キョロキョロ。周囲を見渡してみる。
北川「何もない…っていうか、虚無の世界みたいな…」
ウ〜〜〜ン。唸りながら回想してみる。
北川「確か…相沢に騙されて、それから…栞ちゃんのストールに――」
少年「――キミかい? ココの新たな住人っていうのは」
北川「おわっ、びっくりした!!」
少年「そんなに驚かなくてもいいじゃないか」
北川「…………」
少年「同じ世界の住人同士、これからは仲良くしようよ」
北川「いや、誰だオマエ」
少年「そうだね…S.H.とだけ名乗っておくよ」
北川「どこかで聞いたコトあるようなイニシャルだな…」
S.H.「まぁ、いいじゃないか。キミも“彼”と同じくらい疑り深いな」
北川「いや、どうでもいいけどココから出してくれ」
S.H.「それはできないね」
北川「どうしてっ!?」
S.H.「ボクにとっては等価値なんだ。死ぬことも、この世界の意味も…」
北川「何か意味不明なコト言ってるし!!」
S.H.「…ボクの想いは、届いたかい?」<にやそ
北川「ギャオオオォォォッッ!!」
栞 「北川さん、出してあげましょうか?」
北川「しっ、栞ちゃん? あぁ、助けてくれよ!!」
栞 「仕方ないですね…では――」
ギュウウゥゥゥッ…
北川「いたたたたっ」
栞 「北川さん、どうしました?」
北川「何か髪を引っ張られ…」
ギュウゥゥ…ウウゥゥゥッッ!!
北川「ぎょわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…」<断末魔
…………
………
……
北川「ゼ〜ハ〜、ゼ〜ハ〜…」
祐一「おぉ…戦友よ、よくぞ生還してくれた!」
栞 「取り出す(?)のに一苦労でした。やっぱり、お姉ちゃんの方が――」
香里「ご、ご苦労様ッ…あ、あははは…」<滝汗
名雪「…香里、なに慌ててるの?」
香里「べべっ、別にぃ!?」<滝汗
北川(いっ、一瞬…………ヘヴン!!?)
…って、そっちの“永遠”かい。<謎爆
第84崩壊【君のコトは忘れない】
往人「お〜、今日も美味そうだな」
みちる「はっんば〜ぐ〜、はっんば〜ぐ〜♪」
美凪「ふたりのために、頑張って作りました」
往人「悪いな、いつもいつも…」
美凪「いぇ、そんなコト…」
みちる「ねぇねぇ、早くはんばぁぐ食べようよぉ」
往人「はんばぁぐ、じゃなくて晩飯だろ?」
みちる「うるさい国崎往人ッ!!」
美凪「…いただきます」
みちる「いっただっきま〜〜〜す♪」
往人「…………」
往人「そう言や…某店のハンバーガーにはミミズ肉が入ってるって話、昔あったよな」
みちる「にょわっ!!?」
美凪「国崎さん、それは迷信です」
往人「迷信…というか、デマだったな…確か」
みちる「んにゅにゅ〜〜〜…」<怒
往人「勘違いなんて誰にでもあるさ」
みちる「んにに……あっ!!」
美凪「みちる、どうしたの?」
みちる「そういえばさ、最近ポテト見ないんだよ」
往人「あぁ、あの地球外毛玉生物か」
美凪「……」
みちる「はんばぁぐ大好きだったのに、どうしたのかな…」
往人「そりゃ、自分の惑星に帰ったんだろ?」
美凪「………」
みちる「それにしても、はんばぁぐ美味しいね〜」
往人「あぁ、こりゃマジで美味いって!!」
美凪「…………」
美凪「……くすっ…」(ぞ
第85崩壊【私立華音学園<秋子編>】
祐一「げっ、次の対戦相手…秋子さんだったんですか?」
秋子「ふふふ…実の娘をも葬り去った今、恐れるモノなど何もないわ!!」
祐一「うわっちゃー…何かキャラ変わってるよ、秋子さん…」
秋子「笑止! 名雪と同様、ヂャムにしてあげる…覚悟なさいッ!!」
――Round 3 Fight――
祐一「な、何だ…急に冷気が…それに、秋子さんの足が地面にめり込ん――」
秋子「コオオォォォ…」
祐一「…というか、すでに何かヤバい気がするんですけど…」
秋子「祐一さん、あなたを………殺します!」
祐一「ゲーム違うぅぅ〜〜〜っ!!」<逃避
第86崩壊【屋上より愛を込めて】
祐一「なぁ、たまには屋上に出て食べてみないか?」
舞 「…はちみつくまさん」
佐祐理「ふぇ〜っ、いいですねぇ」
祐一「ちょっと、寒いかもしれないけど」
舞 「…嫌いじゃない」
佐祐理「大丈夫ですよ、三人一緒なら」
祐一「そうだな」
カチャ…
ギイィィ…
少年「明日は、いい天気だな」
少女「そっか、今日は…夕焼け…なんだ…夕焼け、きれい?」
少年「そうだな。65点ってトコかな」
少女「結構、辛口な…点数で…」
少年「俺は夕焼けにはうるさいんだ」
少女「待ってたんだよっ! こうへ――」
ギィィ…
…バタンッ
佐祐理「はぇ〜っ、どうしたんですか?」
舞 「…寒かったの?」
祐一「いや、むしろ熱かったというか…」
佐祐理「ふぇ?」
舞 「…熱かった?」
祐一「何か、こう…腹の底から叫び出したくなるような――」
ギップリャーーーーーーーーーッッ………
ギップリャーーーーーーッ……
ギップリャーーー…<木霊
第87崩壊【悲劇の北川】
香里「…本当に、埋まってるの?」
祐一「あ、あぁ…この遊歩道の、どこかの樹の根本に――」
真琴「樹の根本って言ったって…」
北川「いったい何本あると思ってるんだよ」
栞 「でも、それは…すごく大切なものなんですよね?」
佐祐理「だったら捜しましょうよ〜」
舞 「はちみつくまさん…」
祐一「ありがとう、みんな!!」
名雪「…ふぁいと、だよっ♪」
…………
………
……
栞 「――あっ、これじゃないですか!?」
祐一「え? ほ、本当だ…それだっ、その人形だよ!!」
香里「よかったわね、相沢君ッ」
名雪「ホント、よかったよ〜」
北川(………ゆっ、唯一の手柄を取られた!!?)<本音
――いつ出るんでしょうね、コミック第2巻…。2002.05.24.(Fri)
第88崩壊【茶目っ気でGO!6−昼食編−】
祐一「えっ、今日も山犬に弁当あげちゃったの?」
舞 「…………」
佐祐理「そうなんですよ、あはは〜っ」
祐一「じゃ、佐祐理さんは俺のパン食べなよ」
佐祐理「え…でも」
祐一「いいからいいから」
舞 「…じゃあ、私の分…祐一に少しあげる」
佐祐理「それじゃ、祐一さんのパン、舞にあげるね〜」
祐一「えぇっ!? でも、それは佐祐理さんにあげた…」
佐祐理「――こんな安物で不味い購買パン、食えるかってぇの!!」<にやそ
…このブルジョアお嬢様めがッ!!(T_T;)
第89崩壊【 AIR if... 】
晴子「あいつ…空に辿り着けたんやろか」
敬介「ん? 晴子、どうしたんだい?」
晴子「いや、観鈴の飼ってたカラス…無事に飛び立てたんかなぁ、って…」
敬介「……そうか…」
晴子「何や、含みのある顔しよって」
敬介「いや…――」
敬介「昨夜はひどい嵐だったな…と思ってね」
(BGM:青空)
晴子「みすずーーーーーーーーーーーーっっ!!!」
…最凶バットエンド確定!!<手屁ッ♪
第90崩壊【謎邪夢製作過程之図】
秋子「あの、お願いがあるんですけど…」
祐一「はい、何でしょうか?」
秋子「ヂャムの製作に当たって、人手不足なんです」
祐一「…え?」
秋子「ですから、祐一さんにも協力してほしいんですけど」
祐一「……マジ、ですか?」
秋子「私はいつも本気ですよ」
祐一「………」
そして、ふたりは秘密の地下室へと――。
秋子「液体をこの容器に移し替えて、かき混ぜてください」
祐一「…えっと、どれくらい入れればいいんです?」
秋子「適当な量でいいですよ」
祐一「じゃあ…」
ビーッ!
ビーッ!
ビーッ!
秋子「あらあら…」
祐一「ちょっと、秋子さん…この“臨界”って…何ですか?」
秋子「まぁまぁ…」
祐一「それに、何だか…身体まで、ダルく…なって…」
秋子「…何か、青白い光が出てま――」
『 水瀬家メルトダウン <1秒前> 』