【1】
観鈴「たっ、大変だよ往人さん!!」
往人「…どうした、そんなに慌てて?」
観鈴「ノーベル賞ものの大発見なの」
往人「…ふ〜〜〜ん」
観鈴「そうなれば、有名になって、観鈴ちん大金持ちのウッハウハだよ〜」
往人「マジか!?(きゅぴ〜ん)」<反応0.18秒
往人「それで…何を発見したんだ、観鈴博士」
観鈴「うん、えっとね…」
Mix 濃厚どろり『スイカ味』 with 謎ヂャム『改』
往人「………ッ!?」
観鈴「こうすると、核融合して臨界事故が発生し――…」<青光
往人「○瀬食品のアホーーーーーーーーーッ
アホーーーーーーッ
アホーーーッ…」
♪消〜えるキノ〜コ雲〜〜
僕たちは見送〜った〜〜…<トリの詩(核爆)
【2】
晴子「実はな観鈴、あんたの出生届、出すの十年も遅れてもうてなぁ…」
観鈴「え…じゃあ、お母さんよりひとつかふたつだけ年下?」
晴子「そやな、そゆことになるわ」
観鈴「観鈴ちん…もうオバさん」
晴子「(グサッ)そ、そやな…観鈴ちん、もうオバさんや」
観鈴「観鈴ちん、ショック…そっか、だったら――…」
観鈴「ゴール…するね?」
晴子「……はっ!?」
(BGM:青空)
観鈴「ゴ〜〜〜〜〜〜ルッ」<ドサッ
晴子「ちょっ…何やねん、その余裕ある死に台詞は〜〜〜っ!!」
観鈴「あ、つまり私が死ぬことは否定してくれないんだね…ガクッ♪」
晴子「自分でガクッとか言うなや…って、こんなん絶対に嫌やぁぁぁ…」
敬介「…やっぱり、観鈴を君に任せたのが間違いだったみたいだね」
晴子「はうぁっ!!?」
…晴子さん、養育権剥奪?
【3】
往人「…約束?」
みちる「うん…国崎往人は、お空の人を見つけ出してあげて」
往人「…あぁ、わかった」
みちる「それからね…美凪は、ずっと笑っていて」
美凪「………」
みちる「ね?」
美凪「…うん」
みちる「だったら、三人の約束…」
往人「あぁ、つまり――…」
ガシッ!!<掴
観鈴「が、がおっ!?」
往人「俺が観鈴と遠野をまとめて面倒見るってことだな♪」
みちる「にょわっ! 何を聞いてた国崎往人!?」
往人「空の少女は観鈴と判っているから、俺は旅立つ必要もない…だからだ!!」
みちる「こっんの…クサレ外道が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
美凪「…みちるさん、殺っちゃいましょう」
ドゲシッ!!<蹴
観鈴「あっ、往人さんが金網を突き破って…」
往人「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
美凪「……進呈…よく散ったで賞…」<ボソ
その日…往人さんは、お星さまになってしまいました。by観鈴
【4】
観鈴「にはは…」
往人「その笑い方、誰かを彷彿とさせるな」
観鈴「…そう?」
往人「誰だったかなぁ…」
――そして数日後。
観鈴「あ…そういえばね、終業式の前日、転校生が来たんだよ」
往人「ほほぅ」
観鈴「でね、さっき商店街で会って…えへへ…お友達になっちゃった♪」
往人「そうか…そら良かったな」
観鈴「うん、紹介するよ。入ってきて〜」
往人「え…いま来てるのか?」
観鈴「うんっ。えっとね、この子が――…」
往人「…ま、まさか」
佐祐理「初めまして。倉田佐祐理といいます♪」
観鈴「…にはは」
佐祐理「あはは〜っ♪」
往人「やっぱりぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!?」
…確かに、このふたりは友達になれそう。同類だし。<色んな意味で
【5】
観鈴「それでね、そのとき往人さんってば…」
佐祐理「あはは〜っ。それは無様ですね〜」
往人「…う〜〜〜ん」
観鈴「往人さん、どうしたの?」
佐祐理「さっきから唸ってますけど…何だか、変質者みたいですよ?」
観鈴「うわ、倉田さん何気にダイタン発言!?」
往人「いや、俺…何か重大なことを忘れているような…」
観鈴「何か…って?」
往人「それが判らないから、唸ってるんだ」
佐祐理「変態なうえに痴呆ですか…いよいよ救い様が無いですね〜」
往人「……うへ…うへへっ…」<廃
観鈴「うわ、ギャグカノじゃないんだから、ク○ーク化はダメだよ倉田さん!!」<汗
佐祐理「あはは〜っ♪」
往人(でも…何だか、嫌な予感がする…)
――と、そのとき…。
少女「佐祐理…やっと見つけた!」
観鈴「…えっ!?」
佐祐理「あ〜、見つかっちゃいましたか〜…」
往人「やっぱり、的中したか…」
観鈴「往人さん?」
舞 「あなた…佐祐理から、離れて…」
観鈴「え…わたし!?」
舞 「…そう」
佐祐理「どうしたの、舞…何だか、怖いよ?」
舞 「その人、何かに憑かれてる…」
観鈴「わたしが…憑かれてる!?」
佐祐理「ふぇ〜」
舞 「よく判らないけど…空の、魔物…」
観鈴「…が、がおっ!?」
舞 「そう、私は――…」
舞 「私は魔物を討つ者だから!!」
…観鈴ちん、ナイツ・オブ・ラウンドぴんち!!?
【6】
観鈴「あっ、武田商店で子供がアイス買ってるね」
往人「…ていうか、何で説明口調なんだ?」
観鈴「可愛いな〜、一緒に遊んでくれないかな〜」
往人「ほぅ。お前がショタコンだったとは…知らなんだ」
観鈴「ショタコン…って、何?」
往人「しかも、相手は女の子じゃないか。可愛い顔して、恐ろしい奴だな…」
観鈴「が、がぉ…もしかして、往人さんひどいこと言ってる?」
ポカッ!<殴
観鈴「い、痛い。何でそんなことするかなぁ…」
往人「そんなの決まってるだろう。お前がショタコンの上に、実はレ――」
晴子「そっちか〜〜〜〜〜〜いっっ!!!」
ゲシィィッ!!<蹴
往人「んのおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…」<星
――どこまでも、高みへ…。《 the 1000th summer... 》
【7】
往人「ところで、アンタいつもメス持ち歩いてるのか?」
聖 「あぁ、佳乃を悪い害虫から守るためだ」
往人「それって…もしかして、俺か?」
聖 「君も含まれている。だがしかし、残念なことに外敵は一人ではないんだ」
往人「…俺も外敵扱いか?」
聖 「まぁ、気にするな」
往人「気にするわっ!」
聖 「それよりもだ。佳乃を守るため、私は…何と必殺技を修得した!」
往人「医者が必殺技修得してどうするっ!」
聖 「ははは。しかも先人が二刀流なのに比べ、私は三刀流だからな…威力倍増だ!」
往人「ヤッパリ、アノめす(×3)ハ武器ダッタデスカ!?」
聖 「…国崎君、細かいことを気にしていたら大人になれないぞ?」
往人「細かねぇって!」
聖 「あぁ、何だか試し斬りがしたくなってきたなぁ…」<笑顔
往人「………え?」
聖 「安心しろ、骨だけは拾ってやるから♪」<笑顔
往人「いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」<脱兎
聖 「無駄だ! 小太刀三刀流…回転剣舞・九連ッ!!」
…ザシュザシュザシュッ!!!<斬
往人「あぅすとらぴてくすっ?」
聖 「フッ…勝った」
往人「お、お前は…庭番衆か…ガクッ…」<死
聖 「…技とは、時代と共に進化するものだ…」
――っていうか、メス=小太刀!?<怖震
【8】
美凪「さぁ、どんどん食べてくださいな」
みちる「んにゅっ、このはんばぁぐおいしいね〜」
往人「…………」
美凪「どうしたんですか、国崎さん?」
往人「いや、何か…ハンバーグってさ…」
美凪「はい」
往人「何て言うか、こう…RPGで言うところの…」
美凪「…はい…」
往人「いかにも『1Gでしか売れません!』って形状してないか!?」
みちる「んぐっ!?」
美凪「みちる、どうしたの?」
みちる「んぐぐ、んぐぐんぐっぐ〜っ!!」
美凪「喉に詰まったのね…はい、お茶…」
みちる「んく…んく…ぷはあぁぁ…」
美凪「大丈夫?」
往人「もしかして、俺のせいなのか?」
みちる「あ…ったりまえだ〜〜〜〜〜〜っ!!」<怒
美凪「そんな国崎さんに…進呈」
往人「何だ、お米券か? でも、これは何の賞だ?」
美凪「いえ、そういうことではなく…」
往人「?」
ガサガサ…<出
往人「!」
みちる「んに? どうしたの、国崎往人」
往人「こ、これはッ…」
美凪「…ま○゙め券を進呈…」<ぼそ
…消〜さ〜れ〜るぅ〜〜っ!?<爆死
【9】
佳乃「最近ね、ポテトにお友達が出来たんだよぉ」
往人「あの地球外不思議生物に!?」
佳乃「うん、あたしもビックリしちゃって驚愕星人1号さんなんだよぉ」
往人「(相変わらず日本語が変なのは置いといて)そら驚きだな」
佳乃「…いまの気になる数秒の間は何かな?」
往人「何でもない。それよりも、あの謎犬の友人になれる生物って…」
佳乃「あっ。ほらほら、あの子だよぉ!」
往人「どれどれ…?」
謎犬「ぴこぴこ〜」
ピロ「本当かニャ?」
謎犬「ぴっこ、ぴっこぴこ〜」
ピロ「それは確かに大変だったニャ〜…」
謎犬「…ぴっこり」
往人「あの声、まさか…犬○犬子?」
佳乃「うわぁ…」
…もしも〜し、○ケット団の下っ端さ〜ん!?<滝汗
【10】
観鈴「あっ、武田商店で子供がアイス買ってるね」
往人「おい、何でまた説明口調なんだ?」
観鈴「可愛いな〜、一緒に遊んでくれないかな〜」
往人「ありゃ、転けた」
観鈴「わ、痛そう…わたし、行ってくるっ」
往人「まったく…俺も付き添うよ」
観鈴「あ…うん、ありがとう」
少女「うわぁぁぁん、うわああぁぁぁんっ!!」
観鈴「よしよし、お姉ちゃんが痛くなくなる魔法、かけてあげるね」
往人「…魔法?」
観鈴「痛いの痛いの〜、お空の向こうに…飛んでけ〜〜っ♪」
――その頃――
神奈「あいたたたたたたッ、背中に激痛がぁぁッ!?」<呪縛
…やめれ、自業自得少女…。<泣
【トリの詩】
隣りの晩ご飯 僕たちは眺めてた
眩しくて盗った いつだって弱くて
あの日から変わらず いつまでも
変わらずにいられなかった過去
だから また指を伸ばす
あの鶏は まだ美味く焼けないけど
いつかは 酒と食って知る
届かない場所が すぐそこにある
願いだけ秘めて 見つめてる
住人は皆 居間のテレビ見てる
吹く風に 鼻を嗅ぎ立てて
遠くには 美味そうな串鶏を
両腕には まだ見ぬ手錠を
隣りの晩ご飯 嗅ぎ分けて追いかけて
限界を超えた 今もなお変わらず
いつまでも まっすぐに
僕たちはあるように
難民のような強さは守れない きっと
あの空を回る 風車の塔たちが
いつまでもサンバ踊ってる
極度の空腹 こりゃもう限界
えいえんはあるよ ここにあるよ
振り返る人生の線路 なぞる
入道雲 隣りには幼女
僕らは忘れていて 旅を
目覚めれば 爆弾オニギリ
神尾家の晩ご飯 世話になり居候
早すぎる合図 たまには気晴らしに
ピンポンダッシュ
まっすぐな 眼差しに捕らわれて
悪戯がバレて 晴子のマジギレに土下座
隣りの牛乳瓶 僕たちは眺めてた
眩しくて盗った いつだって弱くて
あの日から変わらず いつまでも
変わらずにいられなかった過去
だから また指を伸ばす