−卒業−
〜そしていつまでも〜
*注(このSSはリ−フの痕をやらないと内容が良く分かりません)
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春・・・・
それは始まりの季節・・・・・
そして・・・・
別れの季節でもある・・・・
「楓お姉ちゃん、第一希望の大学受かってよかったね!!」
「楓もついに大学生か」
「すごいわ!楓」
「いえ・・・・」
そう、私は第一志望の大学に受かった
家からそんなに遠くない場所にあるところだ
結構レベルの高い大学らしいが別にそんなのはどうでも良かった・・
ただ、早くあの人に追いつきたかった・・
前世のことや徒兄弟なんて関係なく・・・・
そんなことを考えている内に学校についてしまった・・・
もう少し遅く学校に着きたかった・・・
なぜなら・・・
今日は私の卒業式だからだ・・・・
クラスにいくとみんな騒いでいた・・・
私も友人と雑談を交わしていた・・・
しばらくすると担任の先生がやってきた・・・
そして最後のホ−ムル−ムが終わり会場へと向かった・・・・
そして式が始まった
保護者には千鶴姉さんが来ていた
あの人は来ていないみたいだ
式は無事に終わり同級生たちは泣いたり写真を撮りあったりしていた・・・
私も友人たちと写真を撮ったりしていた・・・
みんなと別れと校門を出ると姉さんたちがいた
「卒業おめでとう。楓」
「へへっ、おめでとさん」
「お姉ちゃん、おめでとう」
不思議にいままでこらえていた感情があふれでてきた
「・・・みんな、ありがとう・・・」
「おいおい、まだ泣いちゃだめだろ。王子サマが来てないぞ」
「えっ?」
「楓ちゃんごめ〜ん。したくしてたら遅れちゃったよ」
走りながらあの人はやってくる・・・・
わたしのもとへ・・・
「いや〜すまん。おっと、遅れたけど卒業、おめでとう」
わたしは何も言わずに彼に抱き着いた・・・
そしていつまでもこうしていたいと願った・・・