Kanon

栞SS(というより詩ですね)

『小さな奇跡』

 

 

どんな 言葉に変えて

伝えられるでしょう

 

切ない胸の奥 響く鼓動が熱い

降りしきる雪で 心地よく冷やして欲しい

優しいあなたの声

 

時間ばかりが過ぎていき

流るる 降り積もる雪のように

私は恋に落ちた

悲しい 悲しい恋物語

私は神様に感謝し そして恨んだ

 

雪はいつまでも 降り積もり

私は消えていく 雪の姿を見ることはないのでしょう

 

過ぎ行く時間を 止めることはできなくて

いつまでも時は前へ 前へと進んでいて

私は進むこともできぬまま あなたとの道を歩いた

悲しい終わりを知りながら

 

せめて 強い自分を形作り

涙という 泉は枯らした

いつか 弱い自分を受け入れられるように

 

無いはずの『奇跡』を思い

それでも無いものと信じた

いつかはこないものだと

 

大切なことはそうではなく

自分が強く願うこと

 

あなたに出会えたから

心の中で あなたが溢れていたから

白い雪の中で願った

未来へと続く道

 

今 こうしてあなたと居られること

それは きっと

この星の大きさから考えたら

一つのちっぽけな

『奇跡』

 

そう

誰もが きっと

『奇跡』の中で生きている

 

『奇跡』はおきて

私は あなたの胸で泣いた

 

枯れたはずの泉は湧き起こり

私に愛を教えてくれた

 

今 私は心から笑える

そして泣ける

 

こないと思っていた

未来の中で 暖かな日差しの中で

一歩を踏み出している

 

弱い自分 泣き虫な自分

全てを受け入れてくれる あなたと共に

 

 

 

 

 

 

あとがき

よく分からない作品でしたが、読んでくれた読者様如何でしたでしょうか?

あんまり深く追求しないで、何気なく流し読みでもして下されば幸いです。

何となく雰囲気か何かでも、少しでも伝わればいいかな、と思います。

なんだかよくわからない、ポエティック(死)な作品を書いてしまいました。

読んでくれた皆様に、栞の作品なんだな、と伝われば、あとはもういう事はないです。伝わりました?

機会があったら、栞のSSも書いてみたいんですけどね。きっかけなんて知らぬ間に生まれているものですけど。

それじゃ、この作品で言われている『奇跡』について。私なりの考えみたいなものを。

まぁ、誰もが人間『奇跡』の中で生きてますよね。この世界に生まれた事自体が一つの『奇跡』ですし。

僕は、『奇跡』自体は、それと気付かないだけで、結構身近にあると思っています。

どこからどこまでが、『奇跡』で、そうでないのか境界線はわかりませんけどね。

それでは、稚拙な作品でしたが読んで下さってありがとうございました。

2000.7.26

ラクド=シャンス

 

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