雑記帳


雑記帳過去ログ  馬話過去ログ

20080415 がんばりやがれ




すげー久しぶりに、迂闊な雑記を書くのですよ。

 ネット上での「迂闊な行為」てのは、ついうっかりと本音を漏らしてしまうことにあると思うのです。
 うぇぶますた、特にSS書きはエンターテイナーたれ、ちうのが久慈光樹のいわゆるポリシーですから、ネット上で本音をさらしてしまうというのは非常に迂闊な行為だと思うのです。ですがまぁたまにはね。


 これは誰それに向けたメッセージというわけではありません。そりゃお前に特に言いたいんだよ! と思うヤツはぱっと思い浮かぶだけで二桁はいますが、お前だよ! と文中リンク張りたいヤツもいっぱいいますが、それはそれ、「最近はWebでの情報発信に興味をなくしつつある」という全体に向けて。


 お前らもっとがんばれ。
 仕事忙しいの自分だけだと思ってないか、生活サイクルが変わったのは自分だけだと思ってないか?
 甘ったれんな。
 特にSS書きのヤツ(過去「だった」と自覚しているようなヤツは特にだ)はその傾向が強い。わたしがそうだったから解る。
 言い訳は許さない、お前は自分のことをもう過去の人間だ、だとか、自分の情報発信など誰も期待してない、なんて自己完結してないか? 勝手に思い込んでないか?
 ふざけるな。それがどれだけ読者さんの、閲覧者さんの、期待を裏切っていることなのかということを少しでいいから自覚しろ。お前はいま確実に、自分を過去応援してくれていた方を、いま現在も変わらず応援してくださっている方を、裏切っている。
 彼の方々からすれば、お前のその思い込みからくる行動は裏切り以外の何物でもない。
 大体から、もう誰も自分のことなんて期待していないだろうと思うのなら、どうしてお前はまだサイトを開いたままにしておく? どうして数日に一度、数ヶ月に一度、サイト(ブログ含む)を更新する? 閉めたらいいじゃないか、サイト消したらいいじゃないか。FTPのツール開いてすべてを削除したらいい、そんなもの更新する手間に比べたら微々たる手間だろうに、なぜそれをしない? なぜ愚痴だらけになったブログを更新する?

 わたしが代わりに答えてやる。お前はまだ期待しているんだ。優しい言葉を、「やめないでください」「更新待ってます」えとせとら、えとせとら。そういう「反応」を読者の方に、閲覧者の方に求めている。「見返り」を期待しているんだ、明確な、言葉として形のある、自分の耳に心地よい「見返り」を。

 甘ったれるのもいい加減にしろ。それこそがお前の「甘え」に他ならない。



 思い返してみて欲しい。あなたが自分のサイトを立ち上げた数年前を。
 わくわくしながら慣れぬタグを弄り、今から思い返せば不細工この上ないトップページを作っていたその瞬間を。
 あなたは何かを期待していたか? 自分のサイトに、一日に何人も、何十人も、何百人も、名も知らぬ閲覧者の方々が訪れてくれるサイトになるのだと期待していたか?
 していただろう、期待していただろう、「いろんな人が見てくれたらいいな」そんな気持ちじゃなかったか? 人気サイトになったらいいな、そう思っていただろう。そういう期待にわくわくしながら、FTPでそのサイトはアップされたはずだ。

 恥ずかしくないのか。
 誰でもない、そのときの、期待に満ちた自分自身に、今の自分は恥ずかしくないか。
 わたしは恥ずかしい。とんでもなく恥ずかしい。






 あの頃のわたしは、このサイトを開いた頃のわたしは、25でした。当時ですらもういい年です。
 就職してから2年目、一番仕事が辛く、でも今にして思えば面白い時期だったように思います。
 サイトの更新は楽しかったです。SSの感想を、エッセイの感想を、掲示板での反応を、メールでの反応を、いただけた。ただそれだけでカルチャーショックでした。あの頃の感動は今でも忘れられません。あれからマシンは何代も代わりましたが、初めていただいた感想は今でも取ってあります。
 嬉しかった、楽しかった。毎日仕事が終わって(終わらなくても(笑))、ブラウザを開いて自分のサイトのカウンタを眺めているだけで幸せでした。今からしてみれば信じられないくらいにお手軽で、安っぽくて、世間知らずで、でもいちばん幸福な、「久慈光樹」でした。
 荒らしに遭いました、中傷されました、嫌なことがたくさんありました。その度にもうサイトなんて閉じてしまおうと思うくらい傷つきました。
 そのうちにそれが何も気にならなくなりました。いえ、気にならないフリが上手になりました。そしてその次に、本当に自分でもどうかしてると思うくらいに、本当に気にならなくなってしまいました。
 自分が人を傷つけることに何の躊躇いもなくなりました。最初は嫌でした、自分の言葉が誰かを傷つけてしまうことが何より怖かったです、でもそのうちに、この程度の言葉で傷つく相手が甘いのだと、そう自分の行為に理由付けができるようになりました。なってしまいました。
 カウンタの数字が気にならなくなりました。最初はフリでした、表面上は「カウンタなんてどうでもいい」フリをして、その実、気になっていました。自分の作ったPHPがヘボいのだということを認めたくなくて、何度も何度も手動で総アクセス数を弄ったりしました。そうしてそのうちに、本当にどうでもよくなりました。自分のサイトをどれだけの人が見てくれているんだ、という意識を本当の意味で無くしてしまったのは、思えばこの瞬間だったような気がします。
 同人にハマりました。最初は内心で軽蔑していた同人活動というものにどっぷりとハマって、サイトをおざなりにして、SSの更新もなくなって、そのうちにその同人すら興味を失いつつあります。
 一年以上ぶりにSSを更新しても、あまり反応が気にならなくなってしまいました。昔だったら数分単位で仕事中だろうと隠れてサイトにアクセスして、反応があるかどうか見ていたのに、今では家に帰ってくるまでサイトを更新していたことすら忘れているような状況です。


 時間というのは最強の敵だと思います。
 どんなに純粋な子供でも、数年後には授業だりーと公言するゆとりになり、どんなに期待と希望に満ちた新入社員でも、数年後には会社の愚痴しか言わない中間管理職になる。
 開設したころはどんなに希望に満ちていたであろうあなたのサイトも、今では斯様な有様です。時間の流れというのは本当に恐ろしい、心からそう思います。


 だけど、だけれども、いやむしろだからこそ。
 それでいいのか、今のままでお前は本当にいいのか?
 恐らくもう既に社会人のあなたなら理解しているでしょう、世の中過程など何の意味もありません、結果がすべてです。これだけ努力をしました、などという過程を見てくれるのは学生までです、結果を出さないことにはただの負け犬なんです。
 過去などどうでもよろしい、あなたの「結果」は今です、いまこの瞬間の、あなたのサイトであり、ブログであり、それらに臨む姿勢です。
 閲覧者の方は見ています。そも見せるためのエントリーなのだから当然です。いま現段階の、あなたの「結果」を、いまこの瞬間に閲覧者さんは評価しているのです。



 がんばれ。心からがんばれ。
 更新しろ。どんなに仕事が忙しくたって、いまこの瞬間だってテキストエディタは開けるでしょう? FTPは立ち上げられるでしょう? あいつは何を偉そうなことを言ってやがる。何も事情を知らないくせにふざけるな、そんな負の感情だっていいじゃないですか。ゼロよりはマシじゃないですか。更新しましょうよ、いまこの瞬間に。

 読者の方を、閲覧者の方を裏切らないでください。
 そして何より、あの頃の自分自身を、そのサイトに費やした時間を、裏切らないでください。
 時間は最大の敵であると同時に、最大の味方です。あなたのそのサイトに費やした時間は決して無駄ではない。積み上げた時間というものは裏切りません。確かに過程には何の意味もありませんが、過程無くして結果は無いのです。




 がんばれ。
 がんばれ。

 


TOP