水瀬家の面々による

超初心者向けSS講座

第一話

SSを書くにはどうすればいいの??

 

 

 

 さてさて、今日も今日とてお気楽極楽の水瀬家の面々。

 ですが突然大事件、祐一くんがSSを書きたいなどと言い始めたのです。

 当然、祐一くんも名雪ちゃんも真琴ちゃんも、二次創作なんて読んだことはあっても書いたことなどありません。

 さぁどうなる、水瀬家の3人!

 

 

「祐一ぃ、やっぱり無理だよぅ」

「何を言うか! なせばなる、なさねばならぬSS書き!」

「わけわからないよ、祐一・・・」

「えーい! うるさいうるさい! SSなんて気合と根性さえあればどうとでもなる!!」

 

「甘いですよ、祐一さん」

「む! 何奴!」

 

 ここで突然現れましたるは、水瀬家当主、秋子さん。

 実は彼女、若い頃には「クリスチーヌ・AKIKO」のP.Nで同人会を話題を巻き起こした歴戦の勇者だったのです!

 

「恐れ入りました・・・」

「私はまだ何も言ってません」

「お母さん、パソコンで小説を書く意味って何?」

「おかーさん、“えいちてぃーえむけいしき”てよく聞くけど、何の事?」

「そもそも何を使って書けばいいんですか?」

「はいはい、そんなにいっぺんに言われても困りますよ」

 

「じゃあ、一番初めに私の質問からだね」

「そうね、パソコンで小説を書く意味って何? だったわね」

 

 

お題1  パソコンを使ってSSを書く

 

「名雪・・・何故そんなことを聞く・・・」

「えー、パソコンで書くよりも紙とペンで書いたほうが楽でいいと思うけどなぁ」

「真琴、パソコンわかんない・・・」

「真琴は論外としても、せっかくパソコン買ったんだから使わなきゃもったいないだろ」

「2点」

「なんですか秋子さん! 2点って!!」

「パソコンでSSを書くことの最大の利点は、インターネットの存在です」

「今話題のインターネットだね」

「あ、真琴もインターネット知ってるよ」

「そうね、この文章を見ている方は、とりあえずインターネットには接続できているってことね」

「でも秋子さん、何でインターネットの存在がパソコンで小説書くことの利点なんです?」

「それはね、祐一さん。自分の書いた作品を日本中、いえ、世界中の人に見てもらうことができるからなんですよ」

「あぅー・・・みんなに見られるなんて恥ずかしい・・・」

「うふふ、真琴は相変わらず恥ずかしがりやさんなんだから」

「えー、名雪おねーちゃんは恥ずかしくないの?」

「それは恥ずかしいけど・・・」

「あら、自分の書いたお話を読んでもらうってことは大切な事よ。でもまあ、そのことはまた今度お話しましょう」

「なるほどねぇ、確かに紙に書いただけじゃ身近な人にしか読んでもらえないですからね」

「そうです、インターネットは自分の創作したお話を読んでもらうのに、最適な場所なんです」

「だからパソコンでSSを書くんだね」

 

 

 

「次は真琴のしつもーん!」

「はいはい、真琴の質問は『“えいちてぃーえむけいしき”って何?』だったわね」

 

 

お題2 えいちてぃーえむけいしきって何?

 

「HTML形式って書くのよ」

「ああ! それなら俺もインターネットで言葉だけは見たことあります」

「よく見る言葉だよね」

「HTML形式について詳しく説明してしまうと、とっても大変なことになってしまうから、ここではSSを書くときの形式の一つだと覚えておけばいいわ」

「形式? それって食べ物?」

「真琴・・・ お前は食う事しか頭に無いのか・・・」

「う、うるさい! ほっといてよぅ!」

「よく、投稿作品募集のところなんかに『HTML形式で送ってください』とか『TEXT形式で送ってください』とかかいてあるでしょ?」

「あ、書いてある書いてある。このホームページにも書いてあったよ」

「SSを書くときには、大きく分けてこの2つの形式があるの。形式って言うのは・・・そうねぇ、例えばノートに書く時にも、大学ノートであったりメモ用紙であったりするわけでしょ? それと一緒でパソコンで書く時にもいろいろな種類のものに書くことができるの」

「なるほどぉ」

「真琴、ホントに分かってんのか? まぁいいや。で、HTML形式って言うのは?」

「その前に、TEXT形式について説明した方がわかりやすいから、先にこちらを説明しますね」

「“てきすとけいしき”って読むんでしょ? おかーさん」

「そうよ、これはもう書いたそのままがインターネット上で表示される形式なの」

「うーん。書いた通りねぇ・・・」

「想像できないですか? じゃあこのホームページのリンクから、“にわか書店”さんってホームページに行ってみて、久慈が書いた私たちのお話を見てみるといいですよ。」

「『家族』ってシリーズだよぅ」

「なんかしょぼいなぁ」

「そうですね、このページと比べてみると、ちょっと見劣りするかもしれません。あれがTEXT形式の例です」

「いや、しょぼいのは話の内容・・・」

 

ごがん!!

 

「ぐぁ!!」

「わ! なんかタライが落ちてきたよぅ!」

「 天誅 って書いてあるんだけど・・・」

「ふふふ・・・」

「あ、秋子さん今のは・・・」

「さぁ? くすくす・・・

「(へたなこと言うのはやめよう)」

「あれ? お母さん、なんかさっきの擬音と、くすくす笑い、文字の大きさが変わってたけど?」

「よく気付いたわね、名雪。そう、これがHTML形式の特徴なの」

「え? じゃあこのページはHTML形式で書かれているんですか?」

「はい、その通りです」

「じゃあ、HTML形式って文字が大きくできる形式のことなの?」

「あらあら真琴、それだけじゃないわよ。ほら、よく見てごらんなさい、そのタライに書いてある“天誅”って文字、斜めになっているでしょ?」

「あ、ほんとだ」

「それに何か文字自体太いような・・・」

「あ! 今気がついたけど、このページ、背景に色が付いてるよ。TEXT形式の背景は真っ白だったのに」

「そう、それだけじゃなくて色んな事ができるの。つまりは“テキストより数段見栄えがかっこよくなる書き方”(すなふさん談)てことね」

「身も蓋も無い言い方だなぁ・・・」

「じゃあTEXT形式には何の利点も無いの?」

「あら名雪、そんなことは無いわよ」

「そうなの?」

「ええ、これは次のお題でお話しましょうか」

 

 

「お、待ってました! 俺の番ですね!」

「はい、祐一さんは“何を使って書けばいいのか?”でしたね」

 

 

お題3  SSって何を使って書けばいいの?

 

「一番簡単なのは“メモ帳”ですね」

「あ、ういんどうずについているのだよね?」

「真琴・・・ ひらがなだぞ・・・」

「い、いいじゃないのよぅ!」

「まぁまぁ。それでお母さん、メモ帳で書くとどんな形式になるの? HTML形式? TEXT形式?」

「あら、名雪も詳しくなったわね」

「えへへ・・・」

「メモ帳で書くと、TEXT形式になるわ。さっき言ったTEXT形式の利点は正にここにあるの」

「そうか、メモ帳で書くのなら誰にでも出来ますもんね。真琴にだって書けそうだ」

「あぅー、なんか引っかかる言いかた・・・」

「そうです、TEXT形式は文字を大きくしたり、背景の色を変えたり出来ない代わりにとても簡単に書くことが出来るんです」

「正に真琴にぴったりの形式だな」

「あぅー・・・」

「じゃあHTML形式で書くにはどうしたらいいの?」

「そうねぇ、色々方法はあるけど、やっぱり初めはそれ専用のツール――あ、ツールって言うのは道具のことよ――を使うのが一番ね」

「メモ帳みたいな?」

「そう、さっきも言った通り、メモ帳でそのまま書いたのではTEXT形式になってしまうから、HTML形式で書くことが出来るツールを入手しなくちゃいけないわね」

「あぅー・・・ 真琴今月はもうおこずかい残ってない・・・」

「にくまんばっかり食ってるからだ」

「あぅー・・・」

「あら、大丈夫よ真琴。お店で買わなくても、Windows98に付属している「FrontPageEditer」ってツールを使えば、メモ帳に書くみたいに簡単にHTML形式でSSが書けるわよ」

「ふろんとぺーじえでぃたー?」

「どこにあるの?」

「スタートメニューにあるはずよ。よく探してみなさい」

「あ! あったよお母さん」

「おお! なんかメモ帳に書くのと同じように書けます!」

「そうでしょう? 後はこのツールの使い方を覚えれば、色んな表現方法が使えて楽しいわよ」

「よっしゃ! 頑張って勉強します!」

「わたしも!」

「真琴もぉ!」

 

 

 

「これで一通り説明は終わりです」

「何とか書く方法だけは理解できました」

「そうだね、環境は整ったね」

「でも、何を書けばいいかわかんない・・・」

「あらあら、焦っちゃだめよ、真琴。まずはみんなスタートラインに立ったんだから、これから走り出せばいいのよ」

「はーい♪」

「スタートラインか・・・なんか燃えてきたぜ!」

「うん、わたしも書いてみよ!」

「真琴もー!」

「うふふ、頑張ってね、みんな」

 

 

 

 かくして少しおりこうさんになった水瀬家の3人。

 しかしまだまだ道は長い!

 頑張れ祐一くん!

 頑張れ名雪ちゃん!

 頑張れ真琴ちゃん!

 世界は君たちの作品を待ちわびている!!  ・・・・・かも。

 

 

 

<つづく ・・・かも>