「後書き」

 

 

往人「と言うわけで、後書きを書かなくてはいけないらしい」

観鈴「往人さん、一つ質問」

往人「おう、なんだ?」

観鈴「何で後書き、私達?」

往人「そのうち分かるってさ」

 

 

『相生相剋(そうじょうそうこく)』

 

往人「で、今回はこれを説明しろということのようだ」

観鈴「そうじょうそうこく?」

往人「そう、ややこしいので属性に強弱があるとでも考えてもらった方がいいと思うな」

観鈴「作者がそんなふうにしか理解できてないだけじゃないの?」

 

 

 ぐさあっ!!

 

往人「作者がダメージを受けてるぞ、それはともかく……」

 

 木・火・土・金・水

 

往人「というように属性があるわけだ、でもって以下のようになっている」

 

 木生火(木から火が生まれる)

 木剋土(木は土を殺す)

 

観鈴「今回のパターンだね」

往人「これは木の摩擦で火が生まれるとか、木が土の養分を奪って成長するとか、そういう事から考えると解り易いようだ」

観鈴「他のはどうなってるの?」

往人「下に並べてみよう」

 

 (相生)木→火→土→金→水→木……

 (相剋)木→土→水→火→金→木……

 

往人「こんなふうに輪のようになってるわけだ、解り易い例をあげると『相剋』で『金剋木』なんてどうかな」

観鈴「金属で木を切り倒すとか……」

往人「そういうことだな、本来は災厄等を避けるため……例えば木気を復活させるために、金気を減らし水気を増やしといったように使うらしい」

観鈴「異能力はどういう風に解決するの?」

往人「単純に強弱にするだけだそうな」

観鈴「つまり、相沢祐一は里村茜には勝てないということだよね」

往人「まあ……ね……」

 

 

 

浩平「ついでに言うと『永遠』は属性無視なのでそこの中には含まれない……だから祐一が茜と戦ったら……どうなるだろうな」

 

 

 

 

観鈴「今、なにか別な人出てなかった?」

往人「『永遠』か……囚われる者を……」

観鈴「往人さん?」

往人「ん? なんか言ったか?」

観鈴「が、がお……」

 

 ぽかっ。

 

観鈴「痛い……」

往人「そりゃ痛かろう」

(END)

 

 

 

 

 

 

 一度座談会風の後書きを書いてみたかっただけなのですが……結構大変なんですね。

 なにはともあれ、こんな所まで読んでいただいた方、ありがとうございます。

 では、この辺で〜……。

 byフカヒレ