- あとがき。
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- 人は多面体。
- 一つのようで分裂症。
- この文章を書いたのだって、間違いなく私だ。
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- どうも、あるごるです。『異能者』3次創作『有能者』
お読み頂き、真にありがとうございました。
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- この話のきっかけですか?
- それは単純。
- 川澄舞嬢を登場させたかったんですよ。(笑)。一番戦いの似合う人ですからね。
- それに本編では、なんとなくこのまま出番がなさそうだったので(大失礼)。
- 剣を振りかざし、優雅に舞う姿が書きたかったんです。
- 活躍の舞台を探しました。ですが日本国内だと『異能者』本編を犯してしまいそうだ。
- そこで目をつけたのが、私が嫌いな(笑)アメリカ。
- 世界警察を自負する野心の固まりに、混乱に乗じた世界制服を企ませて、舞さんにはそれを叩き潰してもらおうと。
- ……。
- でも、でもそれだけじゃいかんのですよ!
- 光十字さんも言われたとおり、ダークにはインパクトがなければ!
- 読んだ方が、30分でもやりきれなさに囚われるほどのパワーがなければ。
- そこで思いついたのが、アメリカに関係するキャラクター、『ToHeart』のレミィと綾香の登場でした。
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- 彼女達の登場で、生まれる今回のテーマ。
- 今回のテーマは、「不条理」。これにつきます。
- 子供達の未来を救うためだろうが、悲しい復讐であろうが、『悪に対する悪』とみなされ、やっぱり許されない。
- 『悪に対する悪は許される』は、芥川龍之介氏の『羅生門』で言われる事ですが、
- 悪を叩くために自分も悪を冒すならば、他人にその悪を理由に裁かれる、自滅の論理です。
- 絶対的な力で、報われないまま無残に散る。この話は、論理を無慈悲に適用しています。
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- もう一つは時代に翻弄され、人生すら変えなければいけなかった少女達の姿。
- そこには勝者と敗者の区別などありません。
- 勝者である舞も佐祐理も、志半ばで倒れたレミィも綾香も、戦うことでしか存在意義を見出せなくなった犠牲者。(こう書くと少年マンガだな…)
- そんな、救いがたい、崩壊した世界のひと場面を描いてみました。
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- いま読み返すと、説明の占める割合が多いですね。まぁこれはしかたないことでしょうが。
- 私にしては小難しい表現をたくさん用いて、冷徹に書いたつもりですが、いかがでしたでしょうか?
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- ダークという、人の心を傷つけることを目的とした話です。作者も、当然責任から逃げることなどしません。
- 思ったこと、なんでもメールで言っちゃって下さいね。
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